消失! (講談社文庫)

  • 講談社 (1993年7月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (318ページ) / ISBN・EAN: 9784061854420

作品紹介・あらすじ

連続殺害の共通項は“死体の消失”だった!不思議な連続殺害の被害にあったのは、奇妙なことに全て見事な赤毛の持主だった。名探偵・新寺仁が、幾重にもいり組んだ謎を解き明かした意外な真相とは何か…。

みんなの感想まとめ

不思議な連続殺害事件が展開される本作は、赤毛の女性たちが次々と犠牲になる中で、死体が消失するという独特の設定が魅力です。名探偵・新寺仁が織りなす緻密な謎解きは、読者を引き込み、予想外の展開に驚かせます...

感想・レビュー・書評

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  • 隠された(?)ミステリーの名著とのこと
    絶版されているが、電子書籍化されていたので読了

    作者曰く「奇抜な謎やトリックに執着がないみなさんは、ほかの本へどうぞ。」とのこと
    この本しか出版されていないのが惜しい!

    大きな謎は3つある。
    1つは早々に分かって優越感に浸っていたが、
    残り2つにまんまと騙された。

    ■どんな汚い手を使ってでもだますぞ」というのがショッカー。「見破ってごらん、キレイだよ」というのが本格。
    ならば本格ミステリーではない。ショッカーですな

    • 土瓶さん
      ゲルショッカー。
      「イィー!!」
      なんでもないです。失礼しました^^
      ゲルショッカー。
      「イィー!!」
      なんでもないです。失礼しました^^
      2024/10/11
    • ganglionさん
      コメントありがとうございます
      この本は死神博士が指示して書かせたのでしょうか?

      あ、ゲルショッカーの上司はブラック将軍でしたっけ?
      コメントありがとうございます
      この本は死神博士が指示して書かせたのでしょうか?

      あ、ゲルショッカーの上司はブラック将軍でしたっけ?
      2024/10/11
  • 今から30年ほど前の作品にも関わらず、古臭くなくて驚いた。
    知人が今まで読んだ中で1番好きと言っていたので読んでみたが、事件についての誤解と、最後の後味の悪さは嫌いではなかったが、モヤモヤも残った。
    まさに本でしか味わえない、大胆な話だった。

  • 「消失」読了しました
    赤毛の女性が次々に殺害される事件が発生、しかし死体も消失するという不思議なことが...犯人はいったいに…なぜ、死体は消失するのか…
    感想としましては、本格ミステリーの要素を取り入れ、読者をあざむくシナリオ構成がお見事でした

  • 著者のデビュー作で、この作品以降何も刊行されず、作者自体も消失した、と言われている伝説ミステリー。似たようなとある作品がめちゃくちゃ評価されてますが、この作品こそもっと評価されて良いと思います。

  • 過保護なくせに三歳児を1人で散歩させてるってどういうこと?(裕二)とか、店長が店員に対して自分が休むことを知らせておらず、さらにその店員が昨日出勤したかも分かってないってどういうこと?(純)とか、たくさん違和感はあった。なのに真実に気づけなかった。
    まさか犬とは。そして裕二とマリーの現場が同じ場所だったとは。

    真相に気付けなかったのは、途中まで語り手が探偵兄妹に被害者は人間だと思い込まされていたからなのかもしれないけど、伏線の与え方が見事だったからでもあるだろう。
    バカミスという評価もあるが、伏線が見事なのでむしろ一級品の本格にも思える。

  • 学生時代に読んで衝撃を受けた作品。
    何回どんでん返しがあるんだよ!と。
    トリックと言っていいかどうかはわからないが、史上最高のトリックと思っている。
    ただ、この作者この作品だけで終わったしまったのは、ご愛敬。
    今、この作品読めるのかな?

  • こんなに早く叙述トリック看破できたのは初めてです!
    ただ、猫だと思っていたのが犬だったので別の意味で衝撃を受けました笑
    犬を放し飼いするのって昔はありえたのかな?

    本格的なミステリではないですが、個人的には普通に楽しめました。

    オチも二転三転するので好きな人は好きだと思いますよ。

    終わり方もハサミ男みたいで好き。

  • 連続殺人モノの新しい解答が見れた。
    あの部分がこの本を人に「バカミス」と呼ばせるのだろうけれど、このトリックを成立させる為に持ち出した最高の一手だと思うので
    どこまでも真っ当で誠実で素晴らしい本格ミステリだった。輝いてた。まさしく消失!大好きなやつ。

    あれが発覚してからのスケール感の変化もなかなか味わい深くて好き。悲劇的でゾクッと。
    わーわー良いの読んじゃったなーという気持ち。
    目次からもうわくわくさせてくれるしな。

  • (前略)読者が「あっ!」と言う意外な真相、ただそれだけのために書かれた推理小説であると。

    巻末の山前譲氏の解説の一文が、この小説を一言で言い表している。

    薄っぺらく支離滅裂な登場人物達と退屈な物語、そして文章も拙い。メインの仕掛けの一つが早々にわかってしまう上に、解明をかなり後半まで引っ張るので読むのがしんどかった。前述の山前氏の解説があまりに格調高く読み応えがあり、こちらの方が面白かったくらいだ。
    とはいえ、最初の仕掛けが解明されたあとに二転三転、もう一つのアイディアと後半の展開は感心するものがあったので★★。

    このプロットで他の作家が書いていたら★★★か★★★★をつけていたかもしれない。おそらく単純に好みの問題で自分には合わなかったのだろう。
    なので、好きな方にはたまらなく面白い作品なのかもしれない。

  • 固定観念を利用した小説ならではの仕掛け。
    トリックは微妙です。

  • 文庫版の表紙イラストはステレオグラムになっていて、見えてしまうとのっけからネタバレというか。一応二段オチです。大抵一つ目のオチは軽いジャブ程度、二つ目のオチで仰天させるのがこの手のミステリの狙いでしょうが、そのジャブに一番驚く私は一体なんなんだ。

  • そういうやつか!思ってもみなかった。
    一見無差別の殺人事件にみえる3件の事件。依頼を受けて調査をはじめる新寺仁探偵事務所の面々。
    ミステリー好きこそ楽しめるミステリー。

  • 有名な「バカミス」作品と聞き読了。トンデモな作品というより、むしろ良き叙述トリックが楽しめました。

  • 【ネタバレあり】

    叙述トリックものの作品としてよく名前が挙がっているこの作品。前々から読みたいなぁと思ってたのですが、地元図書館の書庫にあることを知って早速借りてきました。
    福✕県高塔市で起こった3つの赤毛殺害事件と その死体消失の謎。
    まず表紙がステレオグラムになっていて、何かが浮かび上がってきます。私これ結構得意!で、浮かんできたシルエット…最初はその意味がわからなかったけど、読了後なるほどそういうこと…とわかる。表紙から遊び心があって面白い。
    最初から探偵役が助手役を騙すつもりで話を進めいるので、多少言い回しに苦しい部分もあるけど納得させられた。読者を騙すことに全振りした小説で、叙述トリックものが大好きなので楽しかったです。
    この1作しか書いてないのかなぁ。

  • 記録

    辛辣なレビューもあるみたいだけれど
    個人的にはすごく面白かった。
    えっ、えぇー!ってなってる内に読み切ってた。

    ミスリードにまんまとはまって
    死体が犬だとは思わないし
    犯人が解決する側の兄だとは思いもしなかった。
    最後まで読んで改めて<犯人>のページを
    思い返せば慌てぶりがすごいし
    その後の行動もわざとらしく思うけど
    読んでる時には1ミリも疑わなかった。

    人の想いなんて簡単に変わるし
    簡単に傷付ける側に回る無自覚に回ってて
    それがどす黒い狂気に変わって
    こういう事件や犯罪がなくならないことも
    人間らしいなと思った。
    誰かを傷付けずに生きることは多分無理だから
    別れ際はちゃんとしなきゃなって思った。

    後味は決していい本じゃない。
    自分を信じて協力してくれた妹やライツさんに
    これからもバレないように必死に一生隠して
    やってほしい。
    兄を慕う妹と
    この人の為ならと動いてくれた友が
    本当に報われないし可哀想だ。

  • 『書きたい人のミステリ入門』でミッシングリンクの好例として紹介されていた本。
    曰く、「極め付きのミッシング・リンク。表面上はまったく無関係で複雑に見える現象も、突き詰めればここまでシンプルになるという好例」


    3段階のオチはなるほどという感じ。
    ただ、叙述トリックに過ぎるというか、明らかにミスリードを狙いすぎた文章(街には赤毛の女が多いとか、それぞれの描写とか)がちょっと鼻につく。
    文章のマズさも、小説としての面白さを棄損してはいたと思う。そのために名探偵に感情移入できず、真犯人の候補にもあがった。

    ひとつのパターンとしては参考になった。

    推理小説はトリックのための小説なので、まじめに考えるというより、色んな可能性を考えてしまう。それでも今回のオチは想像できず、だからこそ(色んな可能性を読者が巡らせたにもかかわらずであるからこそ)、どんでん返しの意外性は生きるのだろう。誰が犯人でもおかしくなさそうな描写はそのためか。

  • 裕二の事件でもしやと思い、でもこれだけで終わるはずないなあと思いながら読んだが、こんなトリックとは思わなかった。脱帽。
    最後の犯人は蛇足かな。
    (図書館)

  • 裕二の事件でなんとなく『あれっ?』と思い、もしやすべてがそうなんじゃないかとは思い。
    これだけが騙しならたいしたことないな、と思ってたら。
    騙しに騙され(笑)
    最後で更に騙され。
    面白いほど騙されて、ページをめくる手が止まらず。
    ほんと、疑いもしない人が犯人で、驚いた。
    その狂気に巻き込まれた人が気の毒だな。

  • 大きなどんでん返しのある作品ということで名が挙げられていたので読んでみた。確かに衝撃度は大きく、それは満足だったのだけれど、登場人物の心理描写やトリック以外の部分の文章がイマイチだったのが残念。

  • 犯罪多発地域で「赤毛」が関係する幾つもの事件が発生。
    探偵・新寺仁が調査に乗り出しますが…。

    複数の事件にそれぞれの関係者側と犯人側からの描写があるのがうまいです。
    「赤毛」という共通したキーワードの謎が事件の真相だけでなく思わぬ事実に結びき、更にその中に密室の謎なんかもあって濃い内容でした。
    一件落着、というところからの展開にも驚きましたが、なんとも後味が悪かったです。


    ネタバレ・・・・・・・・・・・・・












    事件の被害者がアレというのにはビックリしました。
    事件が読めておらずとんちんかんなワトソン役の龍蔵をからかう、というネタが、犯人自身が凶行を隠そうとする意味も持っているのがおもしろいです。

    密室トリックも2パターンあるのに加えて、最後のサプライズでさらに様相を変えています。
    新寺が推理披露の際に犯人についていろいろ言っているのが、後になってニヤニヤします。

    耳を隠した一件にしても、オイさん犯人説、同道堂夫人犯人説、新寺犯人説の全てに対応しているのが犯人の苦心を感じさせます。
    犯人の必死さが滑稽でもありました。

    個人的にはBBがゆかを好きだったこと、作者と同名の中西智明が脇役だったことも意外です。

    いろいろと詰まった楽しさはありましたが、こうも悲惨なラストになると、読後感はかなり悪かったです。

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