消失! (講談社文庫)

  • 講談社 (1993年7月6日発売)
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  • 本棚登録 :97
  • レビュー :15
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061854420

作品紹介・あらすじ

見事な赤毛と死体の消失。これが連続殺害事件の共通項だった…。二十五歳で、研究論文『都市と探偵』のベストセラーを持つ気鋭の私立探偵、新寺仁。彼が著書の中で詳しく分析した福×県高塔市に事務所を開くと間もなく、この不思議な事件が発生した。猟奇的な色あいを帯びるこの事件、真相は意外にも。

消失! (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 学生時代に読んで衝撃を受けた作品。
    何回どんでん返しがあるんだよ!と。
    トリックと言っていいかどうかはわからないが、史上最高のトリックと思っている。
    ただ、この作者この作品だけで終わったしまったのは、ご愛敬。
    今、この作品読めるのかな?

  • (前略)読者が「あっ!」と言う意外な真相、ただそれだけのために書かれた推理小説であると。

    巻末の山前譲氏の解説の一文が、この小説を一言で言い表している。

    薄っぺらく支離滅裂な登場人物達と退屈な物語、そして文章も拙い。メインの仕掛けの一つが早々にわかってしまう上に、解明をかなり後半まで引っ張るので読むのがしんどかった。前述の山前氏の解説があまりに格調高く読み応えがあり、こちらの方が面白かったくらいだ。
    とはいえ、最初の仕掛けが解明されたあとに二転三転、もう一つのアイディアと後半の展開は感心するものがあったので★★。

    このプロットで他の作家が書いていたら★★★か★★★★をつけていたかもしれない。おそらく単純に好みの問題で自分には合わなかったのだろう。
    なので、好きな方にはたまらなく面白い作品なのかもしれない。

  • 裕二の事件でもしやと思い、でもこれだけで終わるはずないなあと思いながら読んだが、こんなトリックとは思わなかった。脱帽。
    最後の犯人は蛇足かな。
    (図書館)

  • 裕二の事件でなんとなく『あれっ?』と思い、もしやすべてがそうなんじゃないかとは思い。
    これだけが騙しならたいしたことないな、と思ってたら。
    騙しに騙され(笑)
    最後で更に騙され。
    面白いほど騙されて、ページをめくる手が止まらず。
    ほんと、疑いもしない人が犯人で、驚いた。
    その狂気に巻き込まれた人が気の毒だな。

  • 大きなどんでん返しのある作品ということで名が挙げられていたので読んでみた。確かに衝撃度は大きく、それは満足だったのだけれど、登場人物の心理描写やトリック以外の部分の文章がイマイチだったのが残念。

  • 犯罪多発地域で「赤毛」が関係する幾つもの事件が発生。
    探偵・新寺仁が調査に乗り出しますが…。

    複数の事件にそれぞれの関係者側と犯人側からの描写があるのがうまいです。
    「赤毛」という共通したキーワードの謎が事件の真相だけでなく思わぬ事実に結びき、更にその中に密室の謎なんかもあって濃い内容でした。
    一件落着、というところからの展開にも驚きましたが、なんとも後味が悪かったです。


    ネタバレ・・・・・・・・・・・・・












    事件の被害者がアレというのにはビックリしました。
    事件が読めておらずとんちんかんなワトソン役の龍蔵をからかう、というネタが、犯人自身が凶行を隠そうとする意味も持っているのがおもしろいです。

    密室トリックも2パターンあるのに加えて、最後のサプライズでさらに様相を変えています。
    新寺が推理披露の際に犯人についていろいろ言っているのが、後になってニヤニヤします。

    耳を隠した一件にしても、オイさん犯人説、同道堂夫人犯人説、新寺犯人説の全てに対応しているのが犯人の苦心を感じさせます。
    犯人の必死さが滑稽でもありました。

    個人的にはBBがゆかを好きだったこと、作者と同名の中西智明が脇役だったことも意外です。

    いろいろと詰まった楽しさはありましたが、こうも悲惨なラストになると、読後感はかなり悪かったです。

  • 力技のメイントリックにびっくり。サブの叙述トリックもなかなかいい。生半可なトリックでは驚かないのだけど、これはイケた!ただし上級者向け。

  • ぶっちゃけ,色んな意味でいきあたりばったりな小説.

    適当に読めるところはまるで赤川次郎を読んでいるようで,考えることもなく気負う必要もないのは良かったが,オチがそれかよ!って感じです.

    もともと名探偵という割には推理がずさんすぎたところから違和感がありましたが(感心するほどの論文を書く割には論理的思考が皆無だし),そういう点では最後は予想通りだった.

    まあ,まさか殺されたのが「 」(ないしょ)で,しかもあんなオチとは夢にも思いませんでしたが(笑) きっと,最初にこのアイデアを思いついて,それから色々と肉付けしていったんだろうなーと思うと,このオチ以外がスカスカだった理由もわかる気がします.

    これを推理小説と呼ぶことにはかなりの違和感を感じますが,まあ電車での暇つぶし程度には楽しめる小説かと.

  • これはやられた!好きだなぁこういうの。

  • 固定観念を利用した小説ならではの仕掛け。
    トリックは微妙です。

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