死者を笞打て (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 51
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061854987

感想・レビュー・書評

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  • 変わった話だった。
    途中話が進まないのにじりじりしたけど、そのあたりはきっと当時の文壇あるあるなんかが書かれてたんでしょうね。たぶん。知らないからわからないけど。
    でもまさかの展開だったのでびっくりした。

  • 鮎川哲也の最新作「死者を笞打て」に盗作疑惑がかかり、
    身の潔白を証明するために過去の女性作家を探し始める。。。
    という作品。
    鮎川哲也が主人公なのもさることながら、
    当時のミステリー文壇の人々がたくさんでてきて面白いです。
    もちろん書かれている通りの人であったわけはないですけど、
    こういうかかれ方をしても平気な人だったんだなとか、
    この人とは親しかったのかなという方面でも楽しめます。
    またこれはユーモアミステリーの部類で、鬼貫シリーズの雰囲気とは全く違う面白さがあります。

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著者プロフィール

鮎川哲也(あゆかわ・てつや)
本名・中川透。1919(大8)年、東京生まれ。終戦後はGHQ勤務の傍ら、様々な筆名を用いて雑誌へ短編を投稿し、50年には『宝石』100万円懸賞の長篇部門へ投稿した「ペトロフ事件」(中川透名義)が第一席で入選した。56年、講談社が公募していた「書下ろし長篇探偵小説全集」の第13巻「十三番目の椅子」へ応募した「黒いトランク」が入選し、本格的に作家活動を開始する。60年、「憎悪の化石」と「黒い白鳥」で第13回日本探偵作家クラブ賞長編賞を受賞。受賞後も安定したペースで本格推理小説を書き続け人気作家となる。執筆活動と並行して、アンソロジー編纂や新人作家の育成、忘れられた探偵作家の追跡調査など、さまざまな仕事をこなした。クラシックや唱歌にも造詣が深く、音楽関連のエッセイ集も複数冊ある。2001年、旧作発掘や新人育成への多大な貢献を評価され、第1回本格ミステリ大賞特別賞を受賞。2002(平14)年9月24日、83歳で死去。没後、第6回日本ミステリー文学大賞を贈られた。

「2020年 『幻の探偵作家を求めて【完全版】 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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