平城山を越えた女 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061855656

感想・レビュー・書評

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  • 仏像めぐりが趣味の編集者・阿部美果は、京都・大覚寺で行方不明になった娘を探す男と出会う。数日後、その娘らしい女が変死体となって発見され、美果は行き合わせたフリーライター・浅見光彦と、事件の真相を追い始める。やがて半世紀前に起きた新薬師寺の香薬師像盗難事件との意外な接点が浮かび上がる―。

  •  えっと。
     やっぱり、浅見さんは浅見さんだよね。
     という話。
     別に不満はない……って言ったら嘘になるのか(爆)

     いっつも浅見さんは不十分な幕の引き方をする。
     浅見さんのふがいなさは、あいかわらずトキメキポイントなんだけど。
     最後だけ、どうしてそんなに強硬に自分の考えを持っているのかがさっぱりわからないよ(爆)

     でも、これが作者の考え方なんだろうなー……。
     僕は、割とコナン信者なんだ(何)

  • 仏像と奈良の街散策本として読んでて楽しかった。
    いつも思うんだけど解決法がこれでいいの?って
    やっぱり謎を明らかにして罰するものは罰するってのスッキリした終わり方だと思う。
    余談だけどフジ系の2時間ドラマでこれがあるみたいだよ。

  • 「阿部美果」「野平繁子」「香薬師仏」

  • 奈良とか仏像とか。
    こういうタイプって確かに居る気がします。

  • 傷心を抱いて京都・大覚寺を訪れた美術書編集者の美果──。その前に娘の行方を尋ねる男があらわれ、数日後、美果は若い女性の他殺体が奈良ホトケ谷で発見されたことを知る。古都を舞台にくりひろげる浅見光彦と美果の推理行。やがて行方不明の新薬師寺秘仏をめぐり彼らと意外な関連性が浮上するが……。

  • これ結構すき。
    でも仏像の魅力はわたしにはわからない(´・ω・`)

  • 「ダ・ヴィンチ・コード」が面白かったので、ミステリを読んでみようと本棚にあったこの本を。
    浅見光彦シリーズです。
    ドラマでの辰巳琢郎さんのイメージが強いので、頭の中で辰巳琢郎さんが動き回っていました。
    榎木孝明さんの演じた浅見光彦もかなり好きですが。

    この本は確か学生のころに買って読んだ本だと思います。
    登場人物と同じように、私も奈良と奈良の仏像に魅せられていて、よく奈良に足を運んでました。
    1年に3,4回くらいかな。八王子から出発の夜行バスに乗って。懐かしい・・・!

    仏像好きは京都じゃなくて、奈良へ行く。
    京都は応仁の乱で京都中が焼け野原になってしまったため、それまでの歴史的建造物や芸術品も一緒に焼けてしまいました。
    したがって京都に残っているのはほとんどが室町時代以降のもの。
    また時代が室町まで下ると、芸術は宗教芸術だけにとどまらなくなっていました。
    金閣寺を見て明らかなように、お寺を造っても仏像よりも庭園に凝るのがその時代でした。
    奈良なら天平の時代から伝わる仏像などが残っており、悠久の歴史を感じさせてもくれるのです。

    話のキーとなっている、新薬師寺の香薬師さんは、確かに仏像マニアの間では有名な仏像。
    私も知っていました。
    それどころか、実際に新薬師寺に行って失われた香薬師仏について想いを馳せてみたこともあります。
    鎌倉のあるお寺(名前忘れました)に、この香薬師仏を模写して作られた仏様があって、私はそこまで行って模写された仏像を見ました。
    かなりのマニアですねぇ、、、。

    今では海外在住の身となり、頻繁に大好きな奈良へ行けなくなってしまいました。
    もう2年半以上行ってないですかねぇ。
    年末に日本へ帰ることになっているので、そのときは奈良まで足を運んでみることにしましょうか。

  • すごく面白いです
    推理小説なのに、情景がしっかりしていて、大好きですvv

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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