- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061856257
感想・レビュー・書評
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関東主義秘密結社”NATTO”が狙うのは関西組織の殺し屋定吉七番。二重三重の罠を前に定吉七番の死闘が始まる!
もうね。
殺人組織の名前がKIOSKだったり、スパイ名が赤坂5号だの幾松だったり。基本的には007のパロディなんだけど、実にばかばかしく楽しい娯楽作品。
これ、安永航一郎氏の漫画で読んだことがあったんだけど、大元もノリは一緒だったのね。
007のストーリー展開をなぞりながらも、まったく別の世界として面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東郷隆の『ロッポンギから愛をこめて』
関東の弱小教団の納豆団を、巨大な秘密結社NATTOに育てた駅弁王の幕内弁助は、その殺人組織KIOSKの存在を、関西に知らしめるために、定吉七番を標的に決め、様々な罠を仕掛けて来る。
芸者桃千代を、組織から抜け出そうとしている女子大生として仕立て上げ、定吉の元へ送り込み、関西で有名な情報員である定吉のスキャンダルで辱めてしまおうという企み。ところが、二人は何重にも欠けられた罠を、二人は運良く?すり抜けていく。
そして、次第に、桃千代が定吉とのスキャンダルの捨て駒であることがわかり、二人は・・・
定吉が有能なのか、有能じゃないのか、よくわからん感じやけど、最後は、うまくやり遂げてて、終わりよければ全てよし!
ってとこやね。
定吉七番シリーズが小説現代の6月号から復活したらしいので、要チェック!
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