密教の水源をみる 空海・中国・インド (講談社文庫)

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  • 講談社 (1994年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (382ページ) / ISBN・EAN: 9784061857001

感想・レビュー・書評

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  • 1994年(底本1984年)刊。

     何となく判った点。
     司馬遼太郎の空海本が、空海の生き方や来し方に注目していた小説的評伝である。
     ところが松本清張は、空海個人よりも、密教がインドで生まれ、中国に流入し、さらに日本で芽を出した。その淵源と変遷、文化・宗教的意味の解読に関心があったこと。

     よく判った点。
     中国の特に隋唐時代(奈良・平安時代の同時代史)の固有用語に無知な自分。

     もっと良く判った点。中国の文化史、文化財の淵源系譜を知らず、宗教関連文化史は猶更知らない自分。
     より一層判った点。インド関連の宗教・地理の無知な自分。


     本書は、松本清張が空海が創始・拡散した真言密教の淵源をたどり、中国・インドを旅する紀行文。大阪のテレビ放送局担当者が同行しているので、いわゆるTVドキュメンタリー制作に関連したものであったかもしれないが、中印の密教関連文化財を訪れ、写真を開陳しつつ叙述される本書は、具体的なイメージを喚起できるものといえそう。

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著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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