時計館の殺人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 428
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  • Amazon.co.jp ・本 (626ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061857063

感想・レビュー・書評

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  • 特殊な「館」の構造に頼りすぎでは、と思う面もありましたが、メイントリックはお気に入り。

  • うーん…なるほどねー、とは思ったけども、
    長いわりに
    期待はずれだったかな。

  • 本格的な本格モノ。いろんな意味でやりすぎ感満載&秀逸トリック。確かに綾辻の代表作に相応しい。血みどろ系だけどね。

  •  建物の内部と、外部を分けた構成というのは、十角館を思わせ、読んでいて懐かしい気持ちになった。
     今度の館はかなりの大仕掛けであり、読んでいて楽しい。十角館に比べたら、犯人の挙動が不自然なため、わりと早く目星がつけられてしまったのが、ちょっと気になった。逆に言えばそれだけ十角館が素晴らしかったということだけど。

  • 死ぬわ死ぬわ・・・まぁこれも慣れてきましたが。
    館シリーズを集中して読むとおぼろげながら引っ掛けたい処が
    見えてくる気がします。
    とはいいつつも、やっぱりすごい・・・
    波間の木の葉のように翻弄されまくりました。

  • オカルト的な雰囲気があって怖かったー。
    江南くんのピンチにどうしようかと思った。
    最後は悲しいけど、中村青司の仕掛けたからくりすごいなー。
    あんなに不思議な家ばっかり建てる建築家って実際にいるのだろうか…。

  • 友人に借りた一冊。
    逸脱。レビューで、二次元で考えてたことが実は三次元だった、みたいな書いてる方がおられたけど、上手いこと言うなーと読後になって感じた。
    掌の上でコロコロされてたわけですね…完敗です。

  • やたらと時間がかかってしまった…反省
    108個の時計がコレクションされている時計館で起こる密室殺人
    館の中と外でほぼ同時進行で話が展開されていくので「十角館」と似ている印象
    最後にはガラッとひっくり返されますが
    犯人はだいたい予想できるけれどトリックとからくりにやられたー!
    だから時計館である必要があったのか
    アリバイ工作のトリックといい、最後の時計塔崩壊シーンなども映像化したら面白いだろうなあ

    2012/12/16-26

  • 4 

    事件の真相やトリックについては、慣れた読み手であればいくぶん想像のつきやすいものだろうし、その点での驚きはあまりないのだが、過去シリーズ作の読者には吸引力抜群の導入部、情報を出していくさじ加減、常に何かが起きそうな恐怖感を煽るサスペンス、無理なく論理的に収束する謎、映像が容易に目に浮かぶ圧巻のラストシーンなど、巧みな表現力にはただ舌を巻くばかり。とにかく上手さが際立つ作品かと思う。

    ただ、最も目につくのは「はあん。」の大盤振る舞いだ。シリーズを刊行順に読んでいるので次作以降ではどうだか知らないが、本作では今まで以上にとにかく「はあん。」が多い。「はあん。」が出る度に息が吹き出て腹筋が揺れる。どうということもない「はん。」なんて表現まで、これは「はあん。」の活用形か、と邪推し出した。繰り返される「はあん。」、止めどなく溢れる「はあん。」 挙げ句の果てに江南まで「はあん。」と言い出した。どうしたって爆笑せざるを得ない。狡猾に仕組まれた緊張と弛緩。これは罠だ。アヤツジの罠だ(妄想)。

  • 【入手前のコメント】2012/10/13
    館シリーズは2作目くらいまでしか読んだ記憶が無いので、復帰したいと思っている。この時計館はシリーズ何作なのだろう?賞を取った作品だそう。鎌倉が舞台なのか〜。

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著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Another 2001(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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