コミック昭和史 (第1巻) 関東大震災~満州事変

著者 :
  • 講談社 (1994年8月1日発売)
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感想 : 29
  • Amazon.co.jp ・マンガ (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061857506

感想・レビュー・書評

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  • 「事実上の昭和史は関東大震災から始まった」
    作品の最初にこう書かれてある。
    明治維新から諸外国に追いつけ追い越せと走ってきた日本の国としての礎が定まり、大正期には比較的のんびりムードの時代になるのだけれど、わずか15年の短いのんびりムードは昭和となって大震災を機に経済恐慌が起き、昭和の大恐慌、さらに満州事変などと波瀾万丈の歴史を刻む事になるのだ。
    その時代に身を置いていた人の語る歴史は一味違う。

  • これは貴重な資料である。庶民の目線から歴史を語っている。
    この本は時が経つにつれて、価値が上がっていくだろう。
    例えば太平洋戦争が何だったのかよく分らずに威勢のいい事を言う人は読むべきである。

  • 歴史
    まんが

  • 「事実上の昭和は、関東大震災(大正12年(1923)9月1日 午前11時58分)から始まった。」から始まる水木しげるの昭和史。

    共産主義アレルギーは、大正時代から続く、権力による弾圧によって大衆に広がったんだ。冷戦きっかけだと思ってた。
    どうして政府は共産党をおそれたんだ?
    天皇を中心とする国体の変革?私有財産の否認?
    それにしても、治安維持法はやばいわ。この言論弾圧は理性ある人間のできることじゃない。
    何もしてない人でも、「お上が敵視してる」という理由で、「悪人」と見なす人もいるんだ。それが共産主義アレルギーの正体?

    芥川龍之介って、大正時代の人だったんだ!夏目漱石はさらに年寄りなのか。

    田中義一は狂人だったの?その人よりさらにやばい軍部…。
    どうして当時の政府は陸軍を制御できなかったんだ?どうして軍人があんなに力や影響力を持つことになった?
    平の軍人は農家の次男以下の男性が多かったということは、経済的徴兵制度だったのかな。徴兵制で軍人の数が多くなったので、力をつけていった?軍に入った息子から、軍を賛美する便りを受けた農民たちが軍を支持するようになった?

    昭和初期の政治家、暗殺されたりテロに遭いすぎやばい。どうしてそんなにまで政治に関わろうとしたんだろう?
    それにしても、軍人や右翼や国粋主義者って、昔からろくなことをしてこなかったのね。

    農村の窮乏がファシズムの引き金となった。

    石合戦てなんだそりゃ。昭和初期に比べたら、今の子供たちなんて、心配になるほどおとなしいわ。

    WWⅠは、日本も参戦してたんだ。
    どうしてロシアあるいはソ連や中国にけんかを売ろうと思ったんだ?どうして資源もなくちっぽけな島国が、大陸の大国と互角に渡り合えると思った?

    大正14年(1925)
    一部の例外を除き25歳以上の成年男子すべてに選挙権を与えられる。
    一部の例外って何だろ?この頃の投票率ってどのくらい?

  • ミーハー極まりないですが、水木しげるさんが昨年亡くなられたことを受け読み始めました。現代へつながる大事な時代にも関わらず、学校の日本史でかるーくスルーされてしまう昭和。お恥ずかしながら、今まで歴史にあまり興味がなかったこともあり、あまりよく知らない・・・。海外の人に日本の歴史について訊かれて自分の意見が伝えられないと情けないので、これを機にしかと勉強させていただきます。

  • 全8巻。戦前、戦中の分量が多いです。
    昭和史としても、水木センセイの個人史としても、面白い。

  • ある程度ストーリーがあるおかげで、イメージしやすい。
    この時代の子供たちの遊びもこわい

  • 大正、昭和、平成を生き抜いている巨匠の昭和記録。
    ニュース漫画の趣だがリアルタイムな感想は貴重な歴史でもある。

  • 文庫全8巻。
    著者誕生の翌年、1923年に「事実上の昭和史は関東大震災から始まった」という
    ナレーションで幕を開ける。
    きな臭い世間の動向とはまだ関係なく、
    境港で生まれた「しげる少年」の幼少期は、とてもやんちゃでかわいらしい。
    が、子守役「のんのんばあ」の教育を受けて、
    霊界や妖怪の世界と波長を合わせやすい、感度のいい子供に育つ。
    ねずみ男が進行係になっているのも微笑ましいが、
    ストーリーのメインは戦争で、当事者であった著者の悲惨な体験の描写が凄まじい。

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著者プロフィール

1922年生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、激戦地であるラバウルに出征。爆撃を受け左腕を失う。
復員後紙芝居画家となり、その後、貸本漫画家に転向。
1965年、別冊少年マガジンに発表した『テレビくん』で第6回講談社児童まんが賞を受賞。
代表作に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』などがある。
1989年『コミック昭和史』で第13回講談社漫画賞を受賞。1991年紫綬褒章、2003年旭日小綬章を受章。同年、境港市に水木しげる記念館が開館。
2007年、仏版「のんのんばあとオレ」が仏アングレーム国際漫画祭最優秀賞を受賞。2008年、仏版「総員玉砕せよ!」が同漫画祭遺産賞を受賞。
2010年、文化功労者顕彰。2015年11月、逝去。

「2022年 『総員玉砕せよ! 新装完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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