炎立つ 壱 北の埋み火 (講談社文庫 た 43-17)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 843
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061857636

作品紹介・あらすじ

陸奥の豪族安倍頼良(よりよし)の館では息子貞任(さだとう)の婚儀が盛大に始まった。平将門の乱が平定されてすでに100年を越え朝廷は蝦夷(えみし)たちを俘囚(ふしゅう)と悔るばかりだった。源平の武士たちの台頭を前に東北の地に黄金の楽土を築こうとした藤原氏の夢がこの夜大きな炎となって燃えあがる。著者渾身の大作歴史ロマン全5巻刊行開始!! (講談社文庫)


陸奥の豪族安倍頼良(よりよし)の館では息子貞任(さだとう)の婚儀が盛大に始まった。平将門の乱が平定されてすでに100年を越え朝廷は蝦夷(えみし)たちを俘囚(ふしゅう)と悔るばかりだった。源平の武士たちの台頭を前に東北の地に黄金の楽土を築こうとした藤原氏の夢がこの夜大きな炎となって燃えあがる。著者渾身の大作歴史ロマン全5巻刊行開始!!

感想・レビュー・書評

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  • 鎮守府将軍藤原秀郷を祖に持ち、奥州藤原氏初代当主の父である藤原経清を軸に物語は進行。
    陸奥守・藤原登任が数千の兵を出して安倍氏の懲罰を試み、鬼切部で戦闘が勃発する。
    朝廷と蝦夷の果てしない闘いは、坂上田村麻呂により一旦は収まっていたかに思われていたが、ここに、阿弖流為らの後継者により、熱き闘いが始まる。

  • 私を歴史好きにさせてくれた作品。

    とにかく、経清、貞任がかっこいい。
    漢のなかの漢!!!というかんじ。
    蝦夷から見た歴史、という観点は新鮮であったし、中央の歴史以外の歴史が日本にはたくさんあったんだろうな、と思わされた。

    戦、戦、戦…。
    戦っても戦っても、まだ戦い続ける人間の悲しさというものも感じた。

  • 歴史物にハマったきっかけの本。

    登場する人々の想いに胸が高鳴ります。
    歴史はみんなの想いの積み重ねでできている。
    そんな風に思わせてくれた作品。

    源義家に惚れたおかげで、今でも清和源氏には肩入れしてしまいます(笑)

  • 岩手に中尊寺金色堂を見に行く前に欧州藤原氏について予習を兼ねて読んだ本。
    歴史事実は一部忠実に再現はされていないみたいだが、物語としては最高。

  • 何年も前に読んだ本。この本を読むと心は一気に東北に。
    兄弟の活躍が勢いがあり、続きをどんどん読みたくなります。
    栄華も永遠ではないところが時代の流れで仕方がないのですが、
    栄えていた頃に思いを馳せずにはいられません。

  • ほとんど知らない時代の話だったが、読むたびに話に引き込まれた。5巻中の一作目ではあるが、しっかりと中盤から後半にかけ盛り上がりがありこの先も楽しみになった。経清はもちろんのこと、人物描写が素晴らしい。また情景描写も良く、世界に浸れる。

  • 炎立つを読むためにここまで読んできた。期待の理由は奥州藤原氏、藤原秀衡のイメージを持ちたかったから。まさかこんな昔から始まるとは。

  • R4.7.17~24

    (感想)
    奥州藤原三代の歴史小説の決定版。
    20年以上前、学生の頃に大河ドラマを見て、小説を読んで興奮した一作。
    久しぶりに古本屋で買いなおして再読。
    うーん、やはり高橋さんの歴史小説は、セリフ回しがくどいのが気になる。
    もっと自然に話を進められないものか。
    とはいえ、やはり時代背景は面白く、さくさく読めます。

    時代は1049年、平安時代末期。
    まだ清盛が出てこず(たぶん)、源氏と平家が権力争いをしている、武士の世を睨み合っている時代…かな。
    これから清盛、頼朝、義経の活躍が期待されます。

  • 登場人物達の心意気は素晴らしい。
    しかしやはり日本の歴史モノは名前が似過ぎでなかなか読み進められない…

  • 陸奥歴史ロマンの超大作、第1巻。
    安倍頼良の息子である貞任の婚儀に陸奥守・藤原登任が招待されるところから物語が始まる。
    黄金に目が眩んだ登任がまんまと戦を仕掛けるが、安倍一族の軍事力の前に為す術もない。
    本作の主人公・藤原経清は陸奥守側だが、とんでもない上司を持つ部下は苦労するなぁとため息。
    経清自身はまさに武者、しかも腕が立つし賢く、蝦夷からも源氏からも引く手が数多である。
    源義家との出会いのシーンが素晴らしかった。
    また、安倍貞任のつはものっぷり!まさか阿弖流爲が守護神とは……2巻も楽しみ。

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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