- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061857636
作品紹介・あらすじ
陸奥の豪族安倍頼良(よりよし)の館では息子貞任(さだとう)の婚儀が盛大に始まった。平将門の乱が平定されてすでに100年を越え朝廷は蝦夷(えみし)たちを俘囚(ふしゅう)と悔るばかりだった。源平の武士たちの台頭を前に東北の地に黄金の楽土を築こうとした藤原氏の夢がこの夜大きな炎となって燃えあがる。著者渾身の大作歴史ロマン全5巻刊行開始!! (講談社文庫)
陸奥の豪族安倍頼良(よりよし)の館では息子貞任(さだとう)の婚儀が盛大に始まった。平将門の乱が平定されてすでに100年を越え朝廷は蝦夷(えみし)たちを俘囚(ふしゅう)と悔るばかりだった。源平の武士たちの台頭を前に東北の地に黄金の楽土を築こうとした藤原氏の夢がこの夜大きな炎となって燃えあがる。著者渾身の大作歴史ロマン全5巻刊行開始!!
感想・レビュー・書評
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鎮守府将軍藤原秀郷を祖に持ち、奥州藤原氏初代当主の父である藤原経清を軸に物語は進行。
陸奥守・藤原登任が数千の兵を出して安倍氏の懲罰を試み、鬼切部で戦闘が勃発する。
朝廷と蝦夷の果てしない闘いは、坂上田村麻呂により一旦は収まっていたかに思われていたが、ここに、阿弖流為らの後継者により、熱き闘いが始まる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私を歴史好きにさせてくれた作品。
とにかく、経清、貞任がかっこいい。
漢のなかの漢!!!というかんじ。
蝦夷から見た歴史、という観点は新鮮であったし、中央の歴史以外の歴史が日本にはたくさんあったんだろうな、と思わされた。
戦、戦、戦…。
戦っても戦っても、まだ戦い続ける人間の悲しさというものも感じた。 -
歴史物にハマったきっかけの本。
登場する人々の想いに胸が高鳴ります。
歴史はみんなの想いの積み重ねでできている。
そんな風に思わせてくれた作品。
源義家に惚れたおかげで、今でも清和源氏には肩入れしてしまいます(笑) -
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辺境好きなのですが、高橋克彦の「陸奥三部作」は読もう読もうと思いつつ未読。
きっと高橋克彦だから濃いだろうな。と思っています。辺境好きなのですが、高橋克彦の「陸奥三部作」は読もう読もうと思いつつ未読。
きっと高橋克彦だから濃いだろうな。と思っています。2012/09/14 -
辺境好きですか(笑)
地方には地方だけのドラマがありますよね。
この本は濃いですよー、すごく濃いです。
「漢」と書いて「おとこ」と読む!み...辺境好きですか(笑)
地方には地方だけのドラマがありますよね。
この本は濃いですよー、すごく濃いです。
「漢」と書いて「おとこ」と読む!みたいな男くささで充満してます。
私そういえば、このシリーズの途中で止まってるんでした。また読まねばです。2012/09/14
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岩手に中尊寺金色堂を見に行く前に欧州藤原氏について予習を兼ねて読んだ本。
歴史事実は一部忠実に再現はされていないみたいだが、物語としては最高。 -
何年も前に読んだ本。この本を読むと心は一気に東北に。
兄弟の活躍が勢いがあり、続きをどんどん読みたくなります。
栄華も永遠ではないところが時代の流れで仕方がないのですが、
栄えていた頃に思いを馳せずにはいられません。 -
炎立つを読むためにここまで読んできた。期待の理由は奥州藤原氏、藤原秀衡のイメージを持ちたかったから。まさかこんな昔から始まるとは。
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登場人物達の心意気は素晴らしい。
しかしやはり日本の歴史モノは名前が似過ぎでなかなか読み進められない…
著者プロフィール
高橋克彦の作品





