コミック昭和史(4)太平洋戦争前半 (講談社文庫)

著者 : 水木しげる
  • 講談社 (1994年9月5日発売)
3.82
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  • 7レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061857728

作品紹介

南太平洋に眼をむけた日本軍の快進撃も、ミッドウェー海戦を転機に終わりをつげる。やがて運命のガダルカナル島の戦いを迎える。各地で全滅、玉砕、徹退へと追いこまれる。しかし、国内では軍部への翼賛体制ができあがり、「ほしがりません勝つまでは」の檄がとぶ。「鬼畜米英撃滅」のスローガンが舞う。

コミック昭和史(4)太平洋戦争前半 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 昭和17年4月~
    戦闘に次ぐ戦闘で、画面は賑やかだし盛り上がる所なんだろうけれど、ただただ虚しい。
    この時、水木しげるは20歳か。まだほんの子どもだ。
    30歳だと老兵扱いだったのか。

    カミカゼをはじめたのは、ミッドウェーの友永隊長?

    ミッドウェーで負けた時、そのことを正直に国民に知らせようと主張した軍人もいたんだ。
    東条英機は人への信頼が無い人だったんだな。人を信じられない人が社会を作ろうとすると、こうなる。
    政治なんてくだらないわ。

    東条英機って安部みたいな人だったのかも。「バカヤロウ」と言われただけで、人を更迭する?というか、軍部より東条英機の方が強いじゃん。軍部の暴走はどうした。

    昭和18年~ この時点で日本はぼろぼろなのに、どうしてさっさと降伏しなかったんだ。やめどきがわからなかったんだろうな。政治家はメンツを保たなければ死ぬ生き物だから、自分の代わりに一般国民を死に追いやったのか。

    10月 学徒動員開始。兵役を猶予されていた学生も戦地へ送られるようになった。

    ……戦争するのに必要なだけの資源がないなら、最初っから戦争なんかするな。戦争を始めてから占領した所の資源やお金や人を使って…なんて、どうしてそんな皮算用で戦争をやろうとするかな。

    死ぬと分かっていても、命令に諾々と従っていたのは何故なんだ?毎日のように上官から受け続ける虐待のせいで考える力が失われたから?そのように教育されていたから?逆らうと日本にいる家族に何が起きるかわからないから?

    国民の生活を政府に握らせちゃいけない。
    普通の人が自分の思うことを自由に話せなくなる前、人々は何をしていた?自分の自由が奪われていくのを黙って眺めていたの?

    とにかく戦時中の日本には、戦争を遂行する能力がなかったようだ。能力がないのに何故始めたとも思うが、能力がなかったからこそ戦争に踏み込んでいったのかも知れない。

    この戦争には大儀がなかった。
    戦争の大儀なんて、あってないようなものではあるけれども、それでも信じられる建前は必要だ。
    大日本帝国の起こした戦争の大儀は嘘の大儀だった。
    だから、自分たちの行動を律するものが何もなかった。
    人は嘘やごまかしには我慢ができない。その我慢できない感情を部下や侵略先の人々にぶつけたのか。

    何故軍の中では虐待が横行していたのだろう?
    恐怖で人の思考と行動を縛るためなら、軍人のやってることは現代のテロリストと同じだ。

    水木しげるは、従軍慰安婦のいる場所を“ピー屋”と呼ぶ。そして、彼女たちを不幸な人と呼びながら同時に「聖なる人たち」などと言う。
    古い人には、克服できない精神の壁があるように思える。それは人が時代に縛られる存在だということなのだろう。きっと私の中にもある。
    時代が隔たると、どうしても超えられない心の壁がある。

    オーストラリアも参戦してたんだ。

  • 死への崖っぷちに追いやられた水木先生。ご両親が泣き叫ぶシーンは感涙。

  • 世界は自分の興味のためにあると思っていたような若者しげるが戦争へ。歴史としての戦争と、しげるさんが巻き込まれた戦争が思ったよりも合致しない。
    しげるが、もう最後だと思ったときに、日本の母に霊波が届き、両親が必死で名前を呼ぶ。この場面を朝ドラで見たのを思い出した。マスカラつけながら、泣いたな。

  • 読み応え十分。

  • 大脱出直前で終了。第5巻が気になる!

  • 水木しげるさんが本当に書きたかったのは、これだったんじゃないでしょうか。

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