- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061858220
感想・レビュー・書評
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女性がパワフルに活躍するのを読むのは本当に爽快である。
そりゃ~男性のハードボイルド探偵に比べるとヤワでアクション的魅力には欠けるかもしれないけれど、女性ならではの感性や男になんて負けるか!という底意地が私にとっては魅力なのである。
さて、本書はサラ・デュナントが描く女性私立探偵ハンナシリーズの一作目。
誕生日を迎えたティーンエイジャーのお守役という、あまりにも女性探偵らしい仕事をする羽目になるハンナなのだが、仕事の締めくくりとなる時に、その女の子が目の前で車ごと爆発する。
依頼されたわけではないが、目の前で起これば、もし私が探偵ならばやはり事件の真相を自分なりに追究すると思う。ハンナもしかり!
真相を追っていくうちにハンナ自身もいろいろと危ないことにあうし、女性ハードボイルド小説に付きもの(?)の、恋愛とかプライヴェートもしっちゃかめっちゃか。
だけど自分の信念をまげず、突き進んでいくハンナがカッコイイのだ!
それに時々言う、独り言がまさに女版フィリップ・マーロウ! ピリっとスパイスを含んだ一言に苦笑いがでたり、大笑いしたり。
読みたいシリーズが増えるのはうれしいのですが・・・なかなか入手方法と時間がぁ><
でもこれまた読み続けてみたいシリーズです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
北ロンドンを舞台にした女性私立探偵ハンナ・ウルフを主人公にしたハードボイルド。ハンナが護衛を務めていた少女が車で爆死。犯人は誰か、目的は…
タフな女性私立探偵を主人公にしたハードボイルドなら、もう少し単純な事件を描いた方がしっくり来たように思った。
1994年の作品か…