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Amazon.co.jp ・本 (502ページ) / ISBN・EAN: 9784061858367
感想・レビュー・書評
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シリーズ第五弾。
きっと読んでいる。 -
検屍官ケイシリーズ第5作。
少女が教会からの帰りに殺害され、死体の一部が切り取られる猟奇的な事件が発生する。
ケイの姪のルーシーは、FBIアカデミーの優秀な研修生として、あるプログラムの開発に関わっていたが、FBIの極秘ファイルに侵入したとして嫌疑をかけられ、さらに自動車事故に巻き込まれて、瀕死の重症をおう。
追い詰められたケイ。相棒と言えるマリーノは、容疑者とただならぬ仲となり、頼りならず、追い詰められいく。
非常に面白い。 -
ちょっとえぐいタイトルですが、ちゃんと捜査機関の研究所です。
どのような環境で亡くなると、このような状態になるのか、を調べるために、多くの死体を必要とするのです。
前作同様子供が被害者。
そして前作の犯人はまだ捕まっていない。
連続殺人を食い止めるために必死の捜査をするケイとマリーノ。
しかし、今回の二人は、気持ちがうまく噛み合わない。
で、いつの間にそういうことになったのかわからないが、ケイとベントンが男女の仲に。
う~む。
捜査に専念してほしいのだが。
そして大学生になったルーシーは、FBIでの訓練に参加するのだが、やっかいごとに巻き込まれたあげく、命まで狙われることになる。
それらを全てケイは解決するのだが、ずいぶん遠回りしたと思う。
エミリー・ディキンソンの詩を見たときに、犯人とその意図に気づかなければ。
そして、毎度思うのだけど、どうしてケイもルーシーも、独断で単独行動を取りたがるのか。
しかも、一番危険なところに。
頭いいんだから学習しろよ。
危険に飛び込むときは複数で。これ、常識。 -
シリーズの中では一番好き。
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複数の話が同時に入り混じって進むことからするすると読めるものの全体がどういうストーリーなのかを見失いがちになってしまった。
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読書録「死体農場」3
著者 P・コーンウェル
訳 相原真理子
出版 講談社文庫
p350より引用
“こうした紳士たちは痛い思いなどせずに、
神に与えられた指紋のままでいるべきだった。
彼らの修正された遺留指紋はFBIの異形ファイ
ルに記録され、前より捜しやすくなったから
だ。それに容疑者になった場合、指にやけど
のあとや無数の切り傷があったりすると、い
かにもうさんくさい。”
女性検屍官を主人公とした、長編ミステリ
サスペンス小説。シリーズ第五弾。
訓練のための銃声が止まない施設に、時々
身を置く主人公・ケイ。わずらわしさを感じ
ることから離れるためのはずだったが、施設
に着いた彼女の前にはすでに仕事が用意され
ていた…。
上記の引用は、犯罪者たちが行った指紋を
残さないための工夫の結末についての一節。
犯罪者として行動するにも、結構まめさが必
要なのだなと思わせる話です。酸で指先を焼
いたり、手術で取り除いたりしたそうです。
やる気や努力を行う方向性が違えば、また違っ
た人生になっていたのかもしれません。
著者は実在する死体研究施設を取材して、
この作品を書き上げたとのこと。こういう地
道さによるリアリティが人気作品を作り出す
ものなのでしょうね。
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昔読んだ本
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熱意に満ちているけれどもなかなか気難しい仕事人間スカーペッタは、僕の好みの女性像からはかなりかけはなれている。日常的には嫌いなほうかも。でも、このシリーズを読み続けてしまうのは、そういう感覚でヒロイン像を求める男どもへの批判も込められていることや、ハラスメントや偏見の塊の相棒マリーノなど、ちょっとこちらの心が痛くなるような、うしろめたさの感情を刺激する様なぐさりとした感じが毎回盛り込まれていて、反感を持ちながらも痛いところを突かれてはっとすることが多いからかもしれません。
でも、優秀だからといって学生をFBIのシステム開発プロジェクトに入れるかね?契約書面上どんな内容で承認が降りるのか?この点はマンガチックに設定されていて減点。 -
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主人公はエリートで男勝りの女医、なのに私生活でも悩みを抱え、思うようにならない恋もして。とても面白く時間を忘れて読みふけりました。
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初めてのパトリシアコーンウェル
おどろおどろしい題名が目について読んでみましたが、大学附属の実在する施設と知り、再度ビックリ!
ただ、殺人事件の分析には必要な施設ですね。
少女エミリーの殺人事件の展開は多少物足りなかったけど、十分読み応えがありました。
次作私刑との前後編的構成とのことなので、感想はそちらで。 -
メインの事件とは別に姪の不正行為ぎわくや、相棒の暴走、主人公自身の恋愛や家族の問題など、次々と対処しなければならないという、やたら忙しい本作。面白かった。
タイトルはドキッとするものだけど、これは様々な条件下での死体の状況を観察するための、研究施設の事。
終盤にちょっと出てくるだけで、これが事件のキーと言うには弱いですが。 -
オドロオドロしいタイトルですが、これは、アメリカに実在する実験室(の俗称)なのだそうです。アメリカは、やることが大胆。
大胆なのは、ケイも同じ。同僚というか、仲間というか、ややこしい関係になっていますね。
一応事件は解決しますが、すべての謎が解けたわけではなく、表面的な問題が解決しただけで、事の本質は解決していません。それは自作以降での解決となりそうです。 -
2015年記念すべき最初の一冊にふさわしい内容の本で良かった。やはり検屍官シリーズははずさない!堅実にという感じ。読み応えありました。
途中流れが読めてしまったけど、ルーシーのことやプライベートなことも絡んできて目が離せない展開がいい。
女として憧れるなあ。そして母親の視点で見てるとドロシーにイライラさせられる。こういう人実際にもいるけど理解できない。したくない。 -
スカーペッタシリーズ第五段というよりもゴールト編が続いてる感じだが、肝心のゴールトはほとんど出てこない(笑)
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故・児玉清さんの『寝ても覚めても本の虫』という文庫本で紹介されていたパトリシア・コーンウェル。数多ある外国小説を読み耽っていた児玉さんが絶賛していた作家なので、それなりに面白いんだろうと思って何気なく手に取りましたが、まー面白い。数時間かけて一気に読み切りました。
物語は、要請に応じてFBIの捜査に加わる検屍官、ケイ・スカーペッタの一人称で綴られます。小さな田舎町で起きた、少女の変死事件。死体を調べる中でケイの心を捉えた「ある小さな疑問」を明らかにするため、「死体農場」と呼ばれる施設に調査を依頼しつつ、彼女自身も積極的に少女の死の真相を突き止めるべく、動き回ります。その一方で、ケイの姪や同僚たちとの複雑な人間ドラマも展開され、それらが緻密に綾を成して物語を進めていきます。
タイトルに出ている「死体農場」が出てくる場面は驚くほど少ないですが、そこから得られたヒントをもとに推理を組み立て、真相に辿り着くケイ。そこからは、まさにジェットコースターのように一気に終局までダレずに突っ走っていきます。最も、核心に至るまでに「女性」であるケイの若干のヒステリーや混乱した言動、ある人物との諍いなんかがあったりしますが、これは極めてアメリカ作品的、と言えるでしょう。
ある小説を「好い作品だった」と思える個人的な必須条件として、「読んでいて風景や登場人物の姿かたちが想像でき、それが色を伴って脳内にビジュアル化されること」があります。当然、この作品の舞台となっている街のことは知りませんし、なんだったらアメリカに行ったこともないけど、それでもこの本では「映像化」がすんなりできました。それぐらい、入り込みやすい作品なのではないかと思います。
もちろん、死体の描写なんかも作品の性質上、非常に緻密なので、その辺が苦手な方には手が出せないと思いますが。
ケイ・スカーペッタを主人公とするシリーズは、この作品が5作目。あとがきによると、6作目である『私刑』で、過去作品に記されていた伏線が回収されていくみたいなので、これはもう1作目から4作目も買って読むしかない、という感じです。思いがけず佳作に出会えて幸せ。
相原真理子の作品
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