- Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061858589
感想・レビュー・書評
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海軍軍人が主人公なのですが、いつの間にか、完全にエスピオナージになっています。世の中には、株式仲買人から、士官学校の教員とCIA情報分析官などを経由して、大統領にまで上り詰めた人物を描いた物語があるので、この作品だけが、突出しているわけではないのかもしれませんが。
この時代を考えてみると、物語なので誇張はされていますが、たしかに大混乱で、世界を破滅に導く可能性があったなぁと思います。その意味では、プーチンは、安定をもたらしたと言っていいのかな?よく効く薬は、劇薬なんですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スティーブン・クーンツのグラフトン少将(ずいぶん読んでないうちに少将に昇格)が活躍するシリーズもの。今回は、かなり込み入ったストーリー仕立てで読者を魅了する。モサドの美女諜報部員のファレルがグラフトンの右腕であるタートキン少佐にイギリスの出版王をナイジェル・ケレンを殺害したのがCIAとほのめかす。さて、この話が引き金になりCIA、新生ロシアのネオナチ、モサドと大きな渦の中に両名は飲みこまれていく。長編力作を予感させる前篇。
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