人形はこたつで推理する (講談社文庫 あ 54-5)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 906
感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061859760

作品紹介・あらすじ

鞠小路鞠夫-私が密かに思いを寄せる内気な腹話術師・朝永嘉夫が操る人形の名前です。出会ったのは幼稚園のクリスマス会。園で飼っている兎が死んだ事件を見事な推理で解決してくれました。そう、「彼」は実は頭脳明晰な名探偵だったのです。異色の人形探偵コンビが大活躍する青春ユーモア・ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • かなり前に読んだのを登録。軽いミステリーとユーモア。気持ち良く難しく考えず読み進めめられるタイプの本はやっぱり好み。

  • 何度か読み直してます。
    おむつちゃんと朝永さんと鞠夫の関係が心地よくなってくる。

  • キャラクタがみんな良い。殺戮に至る病とテイストが違いすぎて驚き。

  • 初読みの作家さん。あっという間に読了。最初は本当に人形が話すファンタジーなのか多重人格なのか…わからないし、最初の話もなんとなく肩透かしのような…短編集を読み進めるうちに、あ、そうなんだって感じです。とはいえなんとなくとっ散らかった印象。脇キャラも中途半端に出てきてそれっきり…。続編も積んであるので読みますが。キャラに感情移入は出来なかったなぁ。

  • 一番好きな作家は文句なしで我孫子武丸!
    
    最近は重た〜い内容の本が多かったので、ミステリーだけどユーモアたっぷりなのが読みたくて久しぶりに読みました。
    
    恐らく?ミステリー史上唯一の腹話術人形の探偵。
    
    トリックもしっかりしてるし、何より朝長さんとおむつと鞠夫の掛け合いがおもしろい♪
    
    ミステリーの謎解き要素よりもこのほのぼの感がこのシリーズの魅力。
    
    読後はとってもあったかい気持ちになれます。

  • 面白い&読みやすい!殺戮にいたる病と同じ作者様ですか?!と疑うほどのコミカルさ!短編集なので気づいたら読み終わっていた。。続編絶対読む!2人の恋の行方も気になりますな( ˘͈ ᵕ ˘͈ )

  • 斬新な設定だと思いました。
    短編集なのでさくさく読めて良いと思いました。
    どのトリックも暴けませんでしたが、鳥肌が立つほどすごいというわけでもありませんでした。
    続きがあるようなので読んでみようと思いました。

  • 我孫子武丸さんのシリーズ。
    街シリーズに続き
    2つ目のシリーズ。

    我孫子さんは
    人の汚い部分だったり、
    悪意を躊躇なく出す人で
    今まで読んだ本たちは
    みんなそうだったけど、
    今回は違う。
    めちゃくちゃほのぼの系で
    事件も生活感溢れるものだった。
    次の作品も早く読まないと!

    2016.12.21 読了

  • 図書館で。
    面白い!というわけでもないけれどもつまらない訳でもない。短編仕立てなので簡単に読めました。マリオ君の生意気な感じが面白い。

    とはいえ。勝手にしゃべりだす人形とか確かに大変そう。そして保母さんがいつでもすべての子供が大好きというわけではないのよねぇ。そりゃそうだ。

    そして主人公の彼氏は金も仕事も不定期だけれどもイケメンだからモテるのか。人生の縮図だなぁ…

  • 1990年、新本格ブーム中の青春ユーモアミステリ。昔読んだような、読んでないような、安楽椅子探偵もの。腹話術師の人形が探偵というひとひねり。推理のネタは軽めだけど、語り手娘と腹話術師の恋愛模様が今で言うと草食男子系で、コミカルな雰囲気は好きかも。でも、続編の人形シリーズは「推理<恋愛」の比重になっちゃうみたいなので、読むのやめとこっと。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に、『人形はこたつで推理する』にはじまる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』『裁く眼』『怪盗不思議紳士』『凜の弦音』『修羅の家』などがある。小説の枠を越えマルチに活躍し、ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作でも知られる。

「2022年 『監禁探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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