- 講談社 (1995年1月1日発売)
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感想 : 14件
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Amazon.co.jp ・本 (314ページ) / ISBN・EAN: 9784061859913
みんなの感想まとめ
人間の不安定さや自己探求をテーマにした物語は、登場人物たちの魅力的な振幅によって深い共感を呼び起こします。特に、劇団というあやふやな環境に身を置く青年の姿は、自己の存在意義を模索する現代人の心情を映し...
感想・レビュー・書評
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登場人物は、魅力的に見えたり最低に見えたりで振幅がとても大きかった。とても人間味のあるキャラクターたちだったのだろうと思う。
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原田宗典は、昔から人気があったけど、昔からいったい彼の何がいいのかわからない。 キライでもないし、おもしろいと思うけど、そこまで刺激はないと思っていた。
この本も刺激はないけど、この歳になると考えさせられる題材。
23歳くらいの大根役者の劇団員の話。
このままあと10年同じことを続けていても、まだまだ彼はうだつがあがらない状態だろう。
この主人公みたいには私はなれない。
奴隷にもなれないし、嫌なバイトも続けられない。
嫌な上司や先輩とも付き合いたくない。
自分の中に居場所を探すようになった。それも歳のせいなのかも。
私も自分が何者なのかはまだ分からないし、たぶん何者でもないと思う。
「どこかに帰属して、何かを証明することがどうしても必要だった」
劇団というあやふやなものに帰属することで自分を確認する青年。
解説の宮沢章夫氏の言葉では、「私たちは茫然と、この空間に立っている。寄りかかるべきものは何もなく、ただ不安定なまま、自らの〈身体〉をたよりにここに立つだけだ。それが、私たちがみている現在の姿である」
だって。 -
〜ショウジショウイチは劇団二十一世紀少年の奴隷だ。奴隷とは最も下っ端の役者で、通行人はおろか、装置転換ぐらいしかやらせてもらえない。本業そっちのけでアルバイトに精を出し、住まいは当然風呂なしアパート。そんな彼らが唯一手にしているもの、それが夢なのだ。劇団に生きる人々をやさしく描く青春小説〜全体的に言えば普通。取り立てて凄い展開があるわけでもなく、淡々と進みます。俳優を目指した事はないけれど、劇団の中で貧乏に暮らす主人公の状況や心境には、個人的に感情移入出来る部分があり…読んでいて共感したり、歯がゆかったりする部分がありました。主人公は変わらず、その仲間達との交流による3つの短編集からなっていますが、その中では表題でもある「何者でもない」が良かったです。素直に感動しました。
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型破り人生、そこまではいかなくても型にはまらない生き方、プライベート面でも仕事面でも役者さんには、そういう人が多いんだよ、ってらいうお話。
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14 4/20
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懐かしい
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「家族それはへんてこなもの」で気になったので、買ってみました、原田さんの著作。
失敗ですね。
意味のない、散文チックな物語はあまり好きではないので、これも好めませんでした。
彼のエッセイが面白いだけに、その表現のうまさを生かしてほしかったんですけどね・・・ -
この本は青春だ。
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モヤモヤする。
その感じが良い。 -
この本は、何回読み返したか分かんないくらい、読みまくったな〜のんびりした雰囲気が好き。原田さんの本で、一番初めに読んだ本。
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スポットライトの光と、舞台袖の闇と。一瞬の光のために、浴びられるかどうかもわからないその光のために歩く毎日の物語。
著者プロフィール
原田宗典の作品
