ペローの赤ずきん (講談社の翻訳絵本)

  • 講談社 (2001年7月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (36ページ) / ISBN・EAN: 9784061892149

感想・レビュー・書評

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  • 私の知る結末とは違った。
    ラストに「教訓」とあり、警告を発している。
    その警告とは、「若い娘が外で出会う見ず知らずの男は危険だ」ということ。

    (訳者解説から引用)
    昔話とは、語られるたびに命を吹き込まれるものであるから様々なバージョンがある。
    17世紀の終わりから18世紀にかけてのフランスに、口伝えのお話をもとにした洗練された甘美な物語がたくさん現れた。その作者は宮廷やサロンの貴婦人たち。そんな風潮をからかってやれ、という気を起こしたのがペローで、情緒的な昔話の解釈に水をさそうとした姿勢が表れている。
    ペローは、ショッキングな結末を平気で差し出した。警告を発するということも昔話の役割で、それだけ昔は危険に満ちていたということが言える。
    (グリム兄弟は、昔話に整合性をもたらせようとした節があり、できるだけ配慮した)

    • なおなおさん
      おはようございます。
      さわわさん、コメントをありがとです(^^)
      Manideさん、お久しぶりです(^^)

      さわわさん、ペローの赤ずきんは...
      おはようございます。
      さわわさん、コメントをありがとです(^^)
      Manideさん、お久しぶりです(^^)

      さわわさん、ペローの赤ずきんは怖い話なんですよ。
      今ちょうど「ペロー童話集」を読んでいるところで手元にあるので「教訓」だけちょっと紹介。
      ・優しい少女たちがどんな種類の人にでも耳を貸すのは良くない
      ・すべての狼が同じではないが、中には馴れ馴れしくて愛想が良くて、穏やかで、若いお嬢さんのあとを追い回し、家の中まで付いてきたりする
      ・優しげな狼こそ、最も危険
      とにかく軽々しく見ず知らずの人についていくな、ということですねφ( •ω•́ )フムフム...

      このペローの童話集、他に「眠れる森の美女」「サンドリヨンまたは小さなガラスの靴」(シンデレラ)があります。興味がありましたらぜひ!
      ( ;꒪⌓꒪;)こわっ!
      2023/05/07
    • りゆんさん
      眠れる森の美女、私も知っていますが、きっと怖く描かれているんですよね。ホラー苦手ですが、気になってきました!(と言って調子に乗って読んだ後、...
      眠れる森の美女、私も知っていますが、きっと怖く描かれているんですよね。ホラー苦手ですが、気になってきました!(と言って調子に乗って読んだ後、朝も昼も夜も一人でトイレに行けなくなる可能性大)おすすめありがとうございます。Manideさんのいう通り、この本を手に取ったなおなおさんはすごいです!
      2023/05/07
    • なおなおさん
      さわわさんもManideさんも褒めすぎです(ᐥ꒳ᐥ )
      絵本はたまたま見つけたのですよ^^;
      それでペローの「眠れる森の美女」は、王子様との...
      さわわさんもManideさんも褒めすぎです(ᐥ꒳ᐥ )
      絵本はたまたま見つけたのですよ^^;
      それでペローの「眠れる森の美女」は、王子様とのその後が書かれているのです。
      王子様のお母さんの正体は、人食い鬼の人種で…という展開です( ;꒪⌓꒪;)
      2023/05/07
  • 太陽王ルイ14世時代の宮廷作家シャルル・ペロ-(1628-1703) による「赤ずきん」のお話しは、赤ずきんもお婆さんも、狼に騙され食べられてしまい、森の狩人に助けてもらえずに終わるショッキングでアンハッピーな〝教訓の物語〟です。 100年後に出版されたグリム兄弟の「赤ずきん」の勧善懲悪の物語とは異なり、やさしい声色で誘いをかけてくる、若い娘を狙う見ず知らずの男こそ危険極まりないものだと、宮廷サロンの貴婦人に啓蒙したようです。 挿絵は、色彩鮮やかなエリック・バトウ-によるものです。

  • おそらく、私たちがよく知っている『赤ずきん』は、悪さをしたオオカミが罰を受けて死に、赤ずきんとお祖母さんが助かるというハッピーエンドの物語だろう。
    しかし、それはグリム童話で後付けされたよい子のための『赤ずきん』であって、本来のペローが意図した夢見がちな宮廷の貴婦人方を恐怖に貶めるための『赤ずきん』ではなかった。
    ペローの『赤ずきん』では、「え、ここで終わっちゃっていいの?」と思わず言ってしまいそうなくらい残酷な終わり方で、全く救いというものが見いだせない見事なアンハッピーエンドであった。
    そして、最後は教訓で締めくくられるのだが、これがまたなんとも言い難い。作者によって良いように弄ばれ、煙に巻かれたような気分に陥る。
    この結末はこれで良いのかもしれないが、個人的にはグリムの『赤ずきん』の方が好きだ。あの勧善懲悪っぷりがスカッとするし、いかにも物語じみててホッとできるから。
    しかしながら、赤ずきんのあのカマトトぶり(オオカミとお祖母さんとを間違えるくだり)は何とかならんのか?と『赤ずきん』を読むたびに思ってしまうのは私だけだろうか…。

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著者プロフィール

Charles Perrault (1628-1703)
17世紀フランスの作家、詩人。ルイ14世の宮廷に仕えた政府高官だったが、晩年に民話をもとにした作品を次つぎと公表し、フランス民話編纂の始祖として知られる。民話に独自のアレンジを加えた彼の作品は、後世に様々な影響を与え、いまでも読みつぎ語りつがれている。

「2023年 『民話の森叢書1 グラビアンスキーの絵本ペロー昔話集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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