多彩に花ひらくゴシック・リアリズムの世界。ファン・エイク始め4点の代表的祭壇画と、時祷書・聖遺物箱を収めた。
清泉女子大学教授。専門は西洋中世美術史。特に英仏のステンドグラスの歴史を研究対象としている。主要著作に、『天使が描いた』『天国へのまなざし』『北方に花ひらく』『美はアルプスを越えて』(責任編集・分担執筆、『NHK日曜美術館 名画への旅』第3、4、9、10巻、講談社、1992–93年)、「ロマネスク聖堂の窓 1〜3」(『季刊iichiko』18–20号、1991年)、「シャルトル大聖堂の南薔薇窓―技法・修復・図像学」(『日仏美術学会会報』28号、2009年)、「シャルトル大聖堂のステンドグラス《Baie 48:聖ヨハネ伝の窓》 その1~その5」(『清泉女子大学紀要』55、56、58–60号、2007–12年)、『カタログ《聖ヨハネ伝の窓》』(私家版、2013年)、「薔薇窓の黙示録」(『黙示録の美術』竹林舎、2016年)など。また主要訳書に、B.ドリヴァル『ルオー全絵画』(共訳、全2巻、岩波書店、1989年)、J. Ch.バィイ『西洋絵画の流れ』(共訳、岩波書店、1994年)、M.クノー『魂にふれるイコン』(せりか書房、1995年)などがある。 「2023年 『シャルトルの彫刻たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」