- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061903104
感想・レビュー・書評
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大人買い幽霊事件シリーズ3作目。
麻衣子のキャラが安定してきた気がする。
1作目に感じた、ちょっと苦手な女子像が抜けてきたかな。
今回は京都、神戸、横浜が舞台。
大人になった自分は、3都市ともに行ったことがあるので、現地を想像しやすい。
これが書かれた1990年当時と、2022年の今とでは街の様子が違うことにちょっと驚いたけど。
(特に京都の描写で)
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さて、順調に再読してます。「幽霊事件」シリーズ第3弾。
今回も主要キャラが麻衣子と千尋。サブキャラに美奈子という設定になってます。あと、順調なカップルには定番の恋のライバルで醍醐玲子というキャラも登場。あまりに定番ですけど、当時中学生(もしくは小学生だったかな)の私にとってはかなり目障りで嫌なキャラでした(笑)。今読んでると、玲子だって教養あるし、ある意味一途だし、物語のアクセントとしては面白いと思えますけどね。
さて、推理小説としてはどうか。今回の一番の問題はあらすじ紹介にもある通り、同日同時刻に同じ人が片方は殺されかけていて、片方は偶然友人と会っていたということです。ここでのポイントは推理モノでは重要な「発想の転換」でした。他の小説でも似たようなトリックを読んだことありますけど、これは面白いですよ。あと、犯人を追い詰めていくシーンも見物でした。私も忘れてて、「あ~なるほど」って思いました。こちらは消去法になってます。
だんだんトリックが大きくなったり、ややこしくなってきてます。さて、次は京都! -
麻衣子の恋敵、醍醐玲子さん登場!!