アイドルは名探偵〈3〉愛してるっていわせたい (講談社X文庫―ティーンズハート)

著者 : 井上ほのか
制作 : 瀬口 恵子 
  • 講談社 (1989年10月発売)
3.67
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  • レビュー :2
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061903401

アイドルは名探偵〈3〉愛してるっていわせたい (講談社X文庫―ティーンズハート)の感想・レビュー・書評

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  • ミスディレクション、レッドへリングの泳がせ方、情報開示のタイミングと演出がやたらにうまい。ティーンズ文庫と侮るなかれ。

    アイドルの八手真名子(やてまなこ)とボーイフレンドで歌手の藤原克樹が、日舞の名門桜童子(おうどうじ)流の後継者争いにまつわる殺人事件の謎を解く。文体は80年代ラブコメといった感じで、いまの中高生が読んだらドン引きかもしれません(AKB主演で映像化したら案外ハマるかもしれないが)。
    しかし、メインとなる殺人のトリックが見事。それがラブコメ調の物語の主題と絡みあっていて、ストーリー運びの巧みさに感心。さりげない伏線も効いています。

    某所で某氏のおすすめをみて、騙されたと思って読んでみました。若干舐めていたせいもあってか、恥ずかしながらまんまとやられました。甘めの採点での★★★★ですが、思わぬ掘り出し物です。

    調べてみたらこの作者、島田荘司氏推薦でのデビューらしいです。

  • 日舞の師匠にして17歳の未亡人によって持ち込まれたパーティーの席での変死事件の解決依頼に真名子と克樹が乗り出すミステリ。ミステリの王道テーマである衆人環視の宴席での毒殺トリックに真っ向から挑んだ作品です。少女小説ならではの説得性に裏打ちされた物語はあまりに切なくやるせなく、それ以上に犯人の冷徹なまでの残酷さと執念の深さを感じさせます。レーベルがレーベルだけにミステリファンの間での知名度はほぼ皆無に等しいですが"美しすぎる毒殺トリック"として広く読まれて然るべき質の高さです。

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