三国志 (少年少女世界文学館 24)

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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061943247

感想・レビュー・書評

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  • 我が子のためにパ-トナ-が購入していた一冊です。『横山光輝の三国志』と同時併読しました。漫画本30巻と比べるまでもなく、質量ともに “横山版” に軍配が上がりますが、要所要所での解説には助けられました。巻末の「現代に生きる名言・故事・ことわざ」紹介にある〝死せる孔明、生ける仲達を走らす〟には、生前の偉大な功績とその影響力を伝える故事として心象を深めました。(C.ヘストン、S.ロ-レン主演、1961年公開の映画『エル・シド』の圧巻のラスト・シ-ンが甦りました)

  • 数年前に図書館で借りた三国志ものの小説(確か司馬遼太郎の項羽と劉邦)を読みきらずに返却してしまった。全体像を知りたいと思い今回こちらを借りてみた。ざっと読み。

    訳者は駒田信二。あの三国志を一冊にまとめたとだけあって、さすがに登場人物の心理描写まではされておらず、メインの人物はまだしも、数多くの登場人物を全て区別するのは難しかった。事項を次々に並べてあるような印象。講談社の昭和61年の少年少女世界文学館シリーズだが、もし自分が小学生の時に本書を読んでいたらと考えると、恐らく序盤で飽きて読了できなかっただろうと思う。今回でさえ、途中からはざっと流して読んだ。やはり登場人物の心理描写があるものの方が好きだ。小学生の時に読む三国志の導入としては、一場面に焦点を当ててある程度細かな描写で物語られたもののほうが、自分ならば好きだと思う。チラッと出てきた舞姫の貂蝉についてもっと知りたくなった。

    巻末に尾崎秀樹が寄せていたコラムで尾崎氏が三国志に魅せられた最初の作品として挙げていた吉川英治版が読んでみたい。2017/3/7

  • 三国志の流れが分かります。

    ただ、1冊で全てを語るのは当然困難で、中身の薄いものとなってしまっております。

    でも、入門にはぴったりです。

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著者プロフィール

一九二八年(昭和三)台湾に生まれる。台北帝大医専に進むが中退し、四六年(昭和二十一)、日本に戻る。新聞記者などの職を経て、大衆文学研究家として活躍する。六五年(昭和四十)に『大衆文学論』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。九〇年(平成二)、『大衆文学の歴史』で吉川英治文学賞を受賞。日本ペンクラブ会長、日本文芸家協会常務理事などを歴任。著書に『旧植民地文学の研究』『魯迅との対話』、兄・秀実が関わったゾルゲ事件を究明する『生きているユダ』『ゾルゲ事件』など。九九年(平成十一)没。

「2018年 『孫子・呉子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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