新太平記(3) (山岡荘八歴史文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 108
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061950078

作品紹介・あらすじ

鎌倉幕府は滅んだが、公家は驕りたかぶり、諸国武士は恩賞をめぐって争い憤り、新しい政治の実は上がらない。とりわけ征夷大将軍の座を狙う足利尊氏と、源家嫡流の名にこだわる新田義貞の対立は、周囲をまきこんで激しさを増した。鎌倉の中先代の乱を鎮めた尊氏は京に戻らず、野望成就の策を練る。

感想・レビュー・書評

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  • 鎌倉幕府滅亡へ新田勢が攻める。後醍醐天皇は京へ帰る。ただ新政は公家の奢りで崩壊、恩賞に不満を持った武士たちの求心力となった尊氏、諏訪で兵を挙げた北条時行を討つため鎌倉へ向かう。

  • 鎌倉幕府滅亡から、建武の新政、朝廷と足利氏の対立、中先代の乱から護良親王の虐殺を描いている。楠木正成、新田義貞が殆ど登場しない巻となっている。

  • ついに鎌倉へ侵攻し、北条高時は自決し、鎌倉幕府は滅亡。後醍醐帝は、大塔宮を征夷大将軍とし、新政を開始するも、再び公家衆の専横がはじまり、公家、武家の対立、足利、新田の対立が鮮明となる。
    このような状況下、中先代の乱が勃発する。
    今はまた変わってきてはいるが、足利尊氏は、あまりよくはかかれてはいない。以前の代表的な基準で書かれている感じ。佐々木道誉、赤松則村が好きなんだが、足利方は、あまり登場しない。

  • 教訓♪教訓♪
    慣れないことをすると
    ロクなことになりません
    能なき理想家は
    語るだけにしませう

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著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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