- Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061950078
作品紹介・あらすじ
鎌倉幕府は滅んだが、公家は驕りたかぶり、諸国武士は恩賞をめぐって争い憤り、新しい政治の実は上がらない。とりわけ征夷大将軍の座を狙う足利尊氏と、源家嫡流の名にこだわる新田義貞の対立は、周囲をまきこんで激しさを増した。鎌倉の中先代の乱を鎮めた尊氏は京に戻らず、野望成就の策を練る。
感想・レビュー・書評
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鎌倉幕府滅亡へ新田勢が攻める。後醍醐天皇は京へ帰る。ただ新政は公家の奢りで崩壊、恩賞に不満を持った武士たちの求心力となった尊氏、諏訪で兵を挙げた北条時行を討つため鎌倉へ向かう。
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鎌倉幕府滅亡から、建武の新政、朝廷と足利氏の対立、中先代の乱から護良親王の虐殺を描いている。楠木正成、新田義貞が殆ど登場しない巻となっている。
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ついに鎌倉へ侵攻し、北条高時は自決し、鎌倉幕府は滅亡。後醍醐帝は、大塔宮を征夷大将軍とし、新政を開始するも、再び公家衆の専横がはじまり、公家、武家の対立、足利、新田の対立が鮮明となる。
このような状況下、中先代の乱が勃発する。
今はまた変わってきてはいるが、足利尊氏は、あまりよくはかかれてはいない。以前の代表的な基準で書かれている感じ。佐々木道誉、赤松則村が好きなんだが、足利方は、あまり登場しない。 -
教訓♪教訓♪
慣れないことをすると
ロクなことになりません
能なき理想家は
語るだけにしませう