新太平記(4) (山岡荘八歴史文庫 山岡荘八歴史文庫 8)

  • 講談社 (1986年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (478ページ) / ISBN・EAN: 9784061950085

作品紹介・あらすじ

尊氏、ついに造反!箱根山に迫った官軍新田義貞を打ち破り、大軍を集めて西へ。だが上洛した足利軍は、名将楠木正成の軍略に翻弄され命からがら西国へ落ちた。尊氏はしぶとい。北朝方の院宣をかざして東上する。死すべき時を悟った正成は長男正行(まさつら)に後事を託し、湊川の合戦に華々しく散っていった。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

歴史の激動の中で、楠木正成の壮絶な最期が描かれています。彼の死は、ただの喪失感を超え、理想を追い求め続けた彼の姿に感動を覚えさせます。尊氏との対立や、正成の長男正行の成長、妻久子の毅然とした態度など、...

感想・レビュー・書評

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  • 5巻にまとめ

  • 本シリーズの主役とも言うべき楠木正成がついに亡くなってしまい、喪失感を覚える。一君のもとに公卿も武家もなく平等な万民が力を合わせて暮らす、という大きな理想を掲げ、そのために考え抜き、行動で示し、見事に役割を遂げてこの世を去った姿に感動した。また、首級を河内の国、観心寺まで届けさせた足利尊氏の心意気もさることながら、それを受けて12歳ながら長男として立派に法要を務めた正行や、畿内の守護のオファーをきっぱりと断った妻久子の気概は見事。まさにシリーズの中の白眉だった。今度地元に帰ったら、観心寺にある楠木正成公の首塚に参ろう。
    あと大内山号の死と、浅茅のご懐妊もショック。。

  • 北条時行の中先代の乱が尊氏に鎮圧され、今度は義貞が鎌倉へ進む。正成は講和をまとめようと図るも成らず、箱根の一戦で義貞は尊氏に敗れ、西に敗走する。一度京に入った尊氏は京で敗れて西へ逃れるが、公卿が義貞へ追撃を許さず、尊氏は九州で再起して東進。正成は次善の策として義貞を生かすために湊川で敗死した。尊氏が正行へ正成の首を送るが、ここは涙なしに読めない。

  • 鎌倉幕府が滅亡し、建武の新政が始まったが、政権側のマネジメントも偏ったものであり、武士たちはストレスをためている。鎌倉の管理を任されている足利尊氏の弟である直義に、北条高時の子である時行を棟梁にした不平分子が中先代の乱を起こす。直義は、鎌倉に幽閉されている後醍醐天皇の子である護良親王を虐殺する。混乱の情勢の中、護良親王の虐殺の責任をとって謹慎していた尊氏が体制奪還に向け立ち上がる。対する新田義貞、三木一草の一人である楠木正成も最後の戦いを挑む。後醍醐天皇の取り巻きである貴族たちに翻弄されながら、大将新田義貞を守るため、楠木正成は湊川の戦いで敗れ自害する。混沌とした情勢の中、尊氏、直義の亀裂も見え隠れしながら、次巻に繋ぐ。

  • 中先代の乱の北条征伐のため、足利尊氏は征東将軍として鎌倉を制圧、ただし大塔宮虐殺もあり尊氏は逆賊となる。
    尊氏は持明院統の光厳上皇の綸旨を得て九州で勢力を盛り返し東上、湊川の合戦で楠木正成は最期を遂げる。
    非理法権天、本書での楠木正成の生き方の根本理念ですね。

  • 正成…! 何度でも生まれ変わるさ。

  • 正成立派すぎる…

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著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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