徳川家康(3) 朝露の巻 (山岡荘八歴史文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061950252

作品紹介・あらすじ

駿府の人質となっている三河の竹千代は、元服して松平次郎三郎元信と名乗った。やがて恋が芽ばえ、今川義元の姪瀬名姫と結婚、名も元康と改める。だがこの結婚、元康生涯の幸せを約束するものであったか?永禄3年(1560)5月、義元上洛戦を開始。運命の桶狭間に向かって戦雲はなびく。

感想・レビュー・書評

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  • 面白くなってきたぞ

  • 大河で再評価された瀬名は、ステレオタイプの悪女。今川義元、織田信長、そして松平元康の運命の歯車が大きく動く桶狭間!

  • 雪斎の死、それにより歩みを早める今川義元の上洛線。死の床にある師の禅師から出された公約にどう答えを出すのか?出ている答えにどんな行動を持って亡くなった雪斎の付託に答えを出すのか?田楽狭間に終わる第三巻。

  • 元信の初恋が書かれる。その後、鶴姫(瀬名姫、今川義元の姪)と結婚へ。
    墓参で岡崎への帰郷を許される。

    後半は木下藤吉郎が登場、前田利家が訳ある逐電。最後は織田信長が桶狭間で今川義元を打ち取るまで。

    前半は青洲物語風、後半は生き詰まるような流れで、おもしろかった。

  • 全26巻ある山岡荘八徳川家康ですが、3巻目にして桶狭間まで完了。ということは家康の人生の最初の1/4は2~3巻の2巻で語られることに。まあ家康の人生はどう見たって独立してから、大きくなってからが面白いので、これで良いのかもしれません。にしても木下藤吉郎、こんな真面目なのか不真面目なのか判らない人を面白いと思って奉行に引き立てるのって勇気がいるでしょうな。

  • この巻は人の入れ替わりが激しい印象。太原雪斎が死に、竹千代の祖母も死に、一方で、後の秀吉が針売りとして登場。太原雪斎って、ゲーム『信長の野望』で、めちゃくちゃ能力が高いくらいしか知らなかったのですが、この小説では比較的詳しく書かれていて、これを読む限りではすごい人です。一方信長は、桶狭間の戦い以前の様子も丁寧に書かれていて、今川を既に警戒させている様子が、少し他の小説に比べて新鮮でした。そして、この巻のハイライトはなんと言っても最終の桶狭間で、義元が討たれる場面。戦国時代の真っ只中であることを実感させます。

  • 信秀の葬儀と平手政秀の諫死、駿府での人質生活、瀬名との馴れ初め、元服と初陣、大高城への兵糧搬入、秀吉の仕官、義元の戦死。

  • 桶狭間の戦いまでの話。家康が苦労人だと言われる一端が見られます。

  • この巻では、子供から大人に成長する家康が楽しめる。
    妻帯し、初陣も飾る。
    だんだんと、武将としての貫禄が付いてくる。
    一方の信長は、岐路に立たされる。
    約四万の兵、率いる今川義元に千の兵で挑む。
    その時の、信長の武将ぶりが大変、凛々しい。

  • だんだん面白くなってきた。

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著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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