徳川家康(11) (山岡荘八歴史文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (526ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061950337

作品紹介・あらすじ

天下統一のためには家康に臣下の礼をとらせなければならない。肉親家臣の犠牲もやむをえない。秀吉の政略は青白い陰火の相をおびはじめた。佐治秀正との愛の巣を無残に裂かれた朝日姫の悲嘆、秀正の憤死。一方、家康への忠誠ゆえに出奔しなければならない石川数正の慟哭。戦国非情の風は止む間もない。

感想・レビュー・書評

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  • 関白となった秀吉は家康を大阪に呼び臣下の礼をとらせるために、妹の朝日姫を離婚させて家康の正室にしようと企む。
    その交渉の狭間に立って石川数正は出奔。
    家康は天下泰平のため考えを巡らす。
    最後は家康と朝日の祝言で終了。

    家康と秀吉の駆け引きが面白かったです。
    次はいよいよ家康上洛かな。

  • 於義丸が人質として大坂に赴き浅井三姉妹と出会い、佐治日向が朝日姫との離縁で自害し、一度目の上田攻めがあり、石川数正は出奔し、北条父子と会見し、朝日姫の輿入れがあり、といったところ。

  • 秀吉と家康の駆け引き。世の中の平安のため、涙する人たち。堺衆もくせ者。40過ぎた秀吉の妹を嫁にやると言われて「老婆をよこすなんて」と激怒する男たちが何だか腹立たしかったけど、結局そんなもんなんだろうなと。

  • この物語、どこまで面白くなってゆくのか。
    家康の大将としての器は計り知れない。
    己の天下を見越して、動く家康。
    先の先まで見越せる目を持つ家康。
    この先の運命を家康は、もう見ているのだろうか。
    すべては家康の手の内にあるのだろう。

  • 秀吉の野心を満たすために、夫が命を落とすことになった上、自らが家康に嫁がなければならなかった朝日の困惑、憤りを思うとやりきれない。

  • 大部分は石川数正の出奔についての話。そこに家康と秀吉との様々な駆け引きが絡んでくる。

    この手の本を読むと、思慮の大切さと短慮すべからずという戒めを改めて思い知らされる。

  • 引き続き秀吉と家康の駆け引き。
    堪忍。
    一時の感情に流されることなく、思考する。
    そんな人になりたい。

  • 2015/11/10

  • 石川数正出奔、朝日姫。

  • 部下に惚れさせる事が大事と。
    そうだよなー、と思いつつもできない・・・。
    それができれば苦労しないよ。
    石川数正、家康のために出奔。実際はどうだったんでしょうねー。

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著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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