徳川家康(22) 百雷落つるの巻 (山岡荘八歴史文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061950443

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  • 大久保長安の没落。その後にこんな大きな爪痕を残していくとは。欧州での覇権争いが、こんな遠い小さな島国でも繰り広げられているのが興味深い。やはり世界史と日本史、世界の中の日本という目線で歴史をみないといけない。

  • 家康死後の世を考え、それぞれの保身に走る人々。
    その中での大久保長安の死により、泰平の世が揺らぎ始める。
    死を目前にした家康は、これをどう防ぎ、どう治めてゆくのか。
    大坂の陣前夜。
    魑魅魍魎どもがうごき始める。

  • 大久保長安、急死。
    太平の世の綻びが大きくなりそうな気配。いつの世も、争いというものはなくならない。

  • 大権現様が泰平を乱す綻びを堪え忍ぶ22巻。

    将来が危ぶまれた秀頼も立派な青年に成長し、
    戦乱続きのヨーロッパを尻目に泰平を謳歌する日本。
    目を閉じると平和な江戸時代の光景と共に執筆当時の
    新幹線が走り、オリンピックの開催に湧く東京の光景が思い浮かぶ。
    だが、その平和も大久保長安の野心に様々な要因が絡み、綻び始める。

    志を果たし、日課念仏に勤しむ大権現様だったが、
    まだまだ休ませてはもらえなかった。

  • 大久保長安の急死により、、忠輝の舅伊達政宗の思惑、大久保家と本多家との確執を生み、そして切支丹、浪人の様々な妄想が世を乱し始める。泰平の世になったと思ってた家康が腰を上げずにおれなくなった。12.12.30

  • 正宗策動

  • とにかく長いけど、歴史小説好きにはたまらないかも。

  • 小学校6年生、夏休み。
    父に挑まれたので。

著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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