伊達政宗 (3) 夢は醍醐の巻 (山岡荘八歴史文庫 53)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061950535

作品紹介・あらすじ

血がたぎるほどの叛骨魂を秘めながら、豊臣秀吉という悍場(かんば)を操って、さまざまな危機を脱した政宗。だが、その眼前に、こんどこそ尋常一様ではおさまりそうにない事態が起きた。関白秀次と結んで企てたという謀叛の嫌疑!!絶体絶命の渕に立って、政宗は、いかなる捌(さば)きでこの荒波を乗り切るのか?

感想・レビュー・書評

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  • 秀吉の朝鮮出兵が主な内容か。
    秀吉の朝鮮出兵は歳による狂言、梅毒であった等人から聞いたことがあるがあまりに現実的でなかったのではないかというのが私の思いだ。
    秀吉の中では子どものこと等を考えてのことだったのだろうがいたずらに諸将の不満を買い秀頼の豊臣滅亡に繋がったのは事実なのではないか。

    その中で政宗は上手く地理的にも駆け引き的にも立ち回ったと感じた。なるべく戦略を使わないことで領内からのいらぬ不満を減らした策謀はうまかった。

  • 伊達政宗の第3巻「夢は醍醐の巻」。 天下統一成し、大明征伐の野望に燃える秀吉は、奥州の大名として正宗の朝鮮出兵を命じられ戦陣を張る。凄まじい秀吉の狂乱ぶり(秀次の切腹と秀次の妻妾、四人の遺児の斬首を指示。 お拾の誕生と夭逝 )が描かれる。 正宗と秀吉子飼いの三成との虚虚実実の駆引きが繰り広げられる。

  • 35

    止まらなくなってきた。
    秀吉の寵愛を受けながら、秀次との謀反の疑い。
    それを晴らしたのがなんと家康。

    騙し合い、だまされあいがたまらないし、政宗が大人へと成長していくすがたが描かれている。

    どんな窮地でも冷静に見れば必ず抜け道がある。

  • 朝鮮出兵から関ヶ原の前の上杉征伐開始まで。
    政宗、家康、秀吉、三成の駆け引きがとても面白い。年の功もあってやはり家康が一枚上手か。

  • 第一巻に同じ。

  • 著者の文章力が高いのか、伊達政宗の人生は本当に密度が高いのか。
    中だるみする箇所がまったくなく、次から次にいろんな事が起きる。
    いい意味で生き急いでいる。
    ハラハラもするけど、展開が楽しみで仕方ない。

  • 正宗もやり手じゃが
    家康は手に負えんな

  • 未読

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著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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