伊達政宗(4)黄金日本島の巻(山岡荘八歴史文庫54)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 313
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061950542

作品紹介・あらすじ

太閤秀吉の死後、天下はふたたび覇権争いの坩堝(るつぼ)と化した。秀頼を擁する石田三成。一方、豊臣恩顧の諸将まで糾合する関東勢。戦雲は無気味な嵐を孕んで、関ヶ原へ関ヶ原へとなびき集まる。だが、目を転ずれば、今こそ政宗にとっても、天下制霸を果たす絶好機ではないのか。政宗の隻眼が光る!

感想・レビュー・書評

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  • 政宗が一皮も二皮も剥けた時期の巻だったのか。
    家康に対する対抗心で燃え上がっていた心が大きな視点から世界を眺めるようになっている。

    その裏で大阪の陣の裏側にこんな暗躍があったのかと興味深い内容であった。大阪の陣は家康が後世のためにいちゃもんをつけたイメージが大きかったが、当然であるが色んな諸将とのやりとりがあったのだなぁと改めて感じた。
    「人間の一生には、少なくとも三度は大きな転機がある。」

  • 伊達政宗の第4巻「黄金日本島の巻」。 醍醐の花見ののち、五大老五奉行が伏見城に呼ばれ「秀頼をお頼み申す」を遺言に秀吉死す。家康が三成討伐のため関ケ原の合戦が展開。正宗と愛姫の長女(いろは姫)が、家康の六男(忠輝)と婚儀。正宗は仙台城を築城。

  • 36

    あぁ、おもしろい。
    関ヶ原後まで。

    頭領運。これをもっているか、そしてどの程度あるか?
    「人生決して無理は通らぬ。理のあるところへ、急がす焦らず向かって進めば、ひとりでに道はできる。」
    「総じて成すには計略だけではならぬ。」

  • 第一巻に同じ。

  • 遅く生まれすぎた英雄、という冠詞が身につまされる第4巻。
    武将同士、戦場であれば年功序列なんてくそくらえだったろう時代だが何年も生きていないと積み上がってこない財力や経験値というのはどうしようもない。
    それは実力とか才能とは全く別で、どうしようもない。
    いつの時代もそうである。

  • 関ヶ原が終わり、その裏の目論見が破れ。
    一皮むけた政宗。今度は大久保長安の登場でまた新たに海外を知ります。
    白人の側室げっと。ホントにいい意味で大胆不敵な人だ。

  • 正宗大失敗!

  • 未読

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著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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