はりねずみのルーチカ カギのおとしもの (わくわくライブラリー)

  • 講談社
4.14
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本棚登録 : 158
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (130ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061957473

作品紹介・あらすじ

ルーチカは、家を一歩でたとたん、あしもとになにかがおちているのをみつけたのです。ひろいあげてみると、それは、みおぼえのない小さなカギでした。
「こんなところにカギがおちてる。いったい、だれの家のカギだろう。」
よくみると、カギにはひもがとおしてあって、その先には葉っぱでつくられたカードがついていました。そこには、あまりじょうずとはいえない字で、なにかメッセージがかかれています。
「『お……ください。』? うーん、まんなかは、なんてかいてあるのかなぁ。」
 ルーチカは、カードをみながらちょこんと首をかしげました。さいしょの「お」と、さいごの「ください。」はよみとれるのですが、この葉っぱはよほどおいしかったらしく、あちらこちらが虫にくわれて、すっかりよめなくなっていたのです。葉っぱをうらがえしてみると、なにか森の絵のようなものがかかれていましたが、もちろんそれも虫食いだらけでよくわかりません。
「とにかく、このカギのもち主をさがさなきゃ。きっと今ごろ、こまっているにちがいないもの。」──本文より。
フェリエの国に住むハリネズミのルーチカとなかまたち。
ある日ルーチカは「お○○○○○ください」と書いてある、虫食いの葉っぱつきの鍵を拾います。
いったい、なんて書いてあったのかな?そして誰の鍵なのかな?フェリエのみんなが知恵を出し合って鍵の持ち主を探します。
言葉遊びが楽しい、表題の「かぎのおとしもの」のほか、秋の森の恵みをみんなで宝探しする「レペテの実とふしぎなたね」
月が満ち欠ける理由を想像させる劇中劇「うれしかったお月さま」の3作。
かわいい動物たちがくりひろげる楽しいストーリーに心温まるメッセジーがこめられた物語です。すべての見開きに美しい挿絵が入る贅沢な一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • かんのゆうこ・作、北見葉胡・絵「はりねずみのル―チカ カギのおとしもの」、2013.10発行です。カギのおとしもの、レぺテの実とふしぎなたね、うれしかったお月さまの3話が収録されています。

  •  前作は1冊で1話でしたけど、今回は3話収録。
     ルーチカちゃんのジャム、食べたいなー。

     それにしても2話目、ソルが、相手の言ったことを繰り返すしか喋れなくなっちゃったの、ノッコとニコが、怒りのあまり全力疾走で相手の前から立ち去るほど怒り狂う心理が分かんない。
     そこまで怒るほどのことか?
     からかわれてると思ったにしても…………そこまで?
     逆にこれだけされたら、何かあるんじゃないか、て思わないかしら。
     2人のあまりの狭量さにドン引きしたので☆マイナス1したのでした。

  • 可愛いのひとことに尽きます。
    お話も挿絵も表紙も、なにからなにまで可愛いです。

  • ルーチカ2冊目。読んでいたら、ルーチカたちが本から飛び出して目の前に現れて物語が進んでいく感覚に陥った。これは、佐藤さとる氏の『だれも知らない小さな国』シリーズを読んだ時の感覚に似ていた。また続き、借りて来よ。

  • 癒される!
    最後の嬉しかったお月様は、面白かった

  • 「はりねずみのルーチカ」第2弾。可愛いです、、、

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    「ルーチカは、家を一歩でたとたん、あしもとになにかがおちているのをみつけたのです。ひろいあげてみると、それは、みおぼえのない小さなカギでした。
    「こんなところにカギがおちてる。いったい、だれの家のカギだろう。」
    よくみると、カギにはひもがとおしてあって、その先には葉っぱでつくられたカードがついていました。そこには、あまりじょうずとはいえない字で、なにかメッセージがかかれています。
    「『お……ください。』? うーん、まんなかは、なんてかいてあるのかなぁ。」
    ルーチカは、カードをみながらちょこんと首をかしげました。さいしょの「お」と、さいごの「ください。」はよみとれるのですが、この葉っぱはよほどおいしかったらしく、あちらこちらが虫にくわれて、すっかりよめなくなっていたのです。葉っぱをうらがえしてみると、なにか森の絵のようなものがかかれていましたが、もちろんそれも虫食いだらけでよくわかりません。
    「とにかく、このカギのもち主をさがさなきゃ。きっと今ごろ、こまっているにちがいないもの。」──本文より。
    フェリエの国に住むハリネズミのルーチカとなかまたち。
    ある日ルーチカは「お○○○○○ください」と書いてある、虫食いの葉っぱつきの鍵を拾います。
    いったい、なんて書いてあったのかな?そして誰の鍵なのかな?フェリエのみんなが知恵を出し合って鍵の持ち主を探します。
    言葉遊びが楽しい、表題の「かぎのおとしもの」のほか、秋の森の恵みをみんなで宝探しする「レペテの実とふしぎなたね」
    月が満ち欠ける理由を想像させる劇中劇「うれしかったお月さま」の3作。
    かわいい動物たちがくりひろげる楽しいストーリーに心温まるメッセジーがこめられた物語です。すべての見開きに美しい挿絵が入る贅沢な一冊です。 」

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著者プロフィール

東京都生まれ。東京女学館短期大学文科卒業。児童書に、 「ソラタとヒナタ」シリーズ(絵・くまあやこ)、「はりねずみのルーチカ」シリーズ「りりかさんのぬいぐるみ診療所」シリーズ(ともに絵・北見葉胡)(いずれも講談社)、 『とびらの向こうに』(絵・みやこしあきこ/岩崎書店)など。 絵本に、『はるねこ』(絵・松成真理子)、『はこちゃん』(絵・江頭路子)、プラネタリウム番組にもなった『星うさぎと月のふね』(絵・田中鮎子)(以上、講談社)などがある。

「2023年 『はりねずみのルーチカ 精霊たちのすむところ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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