雪の下の蟹 男たちの円居 (講談社文芸文庫)

  • 講談社 (1988年1月26日発売)
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本 ・本 (262ページ) / ISBN・EAN: 9784061960121

作品紹介・あらすじ

谷崎賞受賞作『槿』をはじめ、70年代以後の現代文学を先導する、古井由吉の、既にして大いなる才幹を予告する初期秀作群、「雪の下の蟹」「子供たちの道」「男たちの円居」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 三編どれもなにか特異な「事件」が起こるわけではないのだけれど、体の疲れとやるせなさを、心と世界の擦過を追体験せずにはいられないような精緻な描写。空間とそこで生きる人たちと場の重力とがそのまま文字に写し取られている。

  • 雪の下の蟹、子供たちの道、男たちの円居

  • 古井由吉の描く雪のイメージが大好き。

  • 手に入りません…
    「雪の下の蟹」だけなら図書館で読めそう。

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著者プロフィール

小説家、ドイツ文学者。1937年生まれ。東京大学大学院独語独文学専攻修士課程を修了後に、金沢大学、立教大学で教鞭を執る。1968年に最初の小説『木曜日に』を発表。1971年に『杳子』で芥川賞受賞。主な作品に『栖』『槿』『仮往生伝試文』など。ムージル『愛の完成』『静かなヴェロニカの誘惑』を翻訳。2020年に死去。

「2024年 『誘惑者 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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