哀歌 (講談社文芸文庫)

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  • 講談社 (1988年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (358ページ) / ISBN・EAN: 9784061960206

みんなの感想まとめ

人間の苦悩や孤独を深く掘り下げた作品であり、暗いテーマが印象に残ります。特に「童話」や「私のもの」などの短編は、心に響く会話や描写が多く、読者に強い感情を呼び起こします。登場人物たちの生き様や彼らが直...

感想・レビュー・書評

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  • 単行本で読んだけど登録がないようなのでこちらで。病院や隠れキリシタンを題材にした作品が多い短編集。入院中に鳥を飼う話、癩病の療養所に慰問に行って野球をする話、大連での少年時代の話、大学にいた「ネズミ」というユダヤ系ドイツ人の修道士の話、隠れキリシタンの拷問など、他の長編短編でも頻出のモチーフが繰り返し登場する。なのであまり目新しさは感じなかった。
    題材のせいもあってやっぱりものすごく暗く息苦しく、この暑苦しい中で読んでいると本当に息が詰まってしまう。冬に読むのがいいかもしれない。

  • 病気、死、基督教、切支丹。
    名作長篇に繋がる短篇がまとめられていて、短くとも真髄に触れられる濃い内容。
    神の存在の描かれ方が印象に強い。生きている動物や人間に神の存在を見ているのが、自分の中にない感覚だった。
    人間の罪深さや弱さと対峙するのは心を抉るように辛いが、目を背けずに知りたいという欲求が勝る。

  • 再発◆男と九官鳥◆その前日◆四十歳の男◆大部屋◆童話◆雑木林の病棟◆帰郷◆札の辻◆雲仙◆私のもの◆例之酒癖一盃綺言

    著者、遠藤周作、1923豊島区-1996、作家、慶應義塾大学文学部仏文科卒
    解説、上総英郎、1931広島県-2001、文芸評論家、早稲田大学文学部フランス文学科→同大学院、元二松学舎大学教授
    作家案内:高山鉄男、1935-、フランス文学者、慶應義塾大学フランス文学科→同大学院→パリ第4大学、慶応義塾大学名誉教授

  • 『沈黙』のデッサン的作品も入ってる
    短編集。

    後味が良くないけど、読まずには居られない感じの本。

  • 名作『沈黙』を生み出すきっかけになった短篇集。苦いコーヒーに入ったほんの少しの甘味のような作品群。隠れた名作「札の辻」は後に『死海のほとり』として蘇ります。

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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