白痴・青鬼の褌を洗う女 (講談社文芸文庫)

著者 :
制作 : 川村 湊 
  • 講談社
3.69
  • (35)
  • (21)
  • (69)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 230
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061960503

作品紹介・あらすじ

"戯作者"の精神を激しく新たに生き直し、俗世の贋の価値観に痛烈な風穴をあける坂口安吾の世界。「堕落論」と通底する「白痴」「青鬼の褌を洗う女」等を収録。奔放不羈な精神と鋭い透視に析出された"肉体"の共存-可能性を探る時代の補助線-感性の贅肉をとる力業。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 安吾ほど女という生き物をいとおしんでいる作家もいないと思う。
    この本に出てくる女達は、皆淫乱で不実だが愛らしくいじましい。
    女は女であってほしい。
    そして男は、男であってほしいと思う。

  • 時代は戦中、戦後すぐくらいの短編集。
    なんだか切ない。時代のせいなのか人間のせいなのか。
    それともそういうものなのか。

  • 再読。安吾の描く女性はどれもとても魅力的。基本的には妖婦タイプなのだけど、一般的な魔性の女、ただひたすら男を誑かすタイプの淫奔さだけではなくて、内側に虚無を抱え込んでいるような、死を内包しているようなところが独特。とくに好きだったのは「木々の精、谷の精」と「青鬼の褌を洗う女」

    ※収録作品
    「ラムネ氏のこと」「ふるさとに寄する讃歌」「帆影」「木々の精、谷の精」「波子」「真珠」「白痴」「外套と青空」「女体」「恋をしに行く」「戦争と一人の女」「続戦争と一人の女」「青鬼の褌を洗う女」

  • 古い言葉は読みづらいからざっと読んだけど、主人公の女性が気怠く魅力的。

  • 坂口安吾の書く女主人公の話が好きで好きで好きで好きで……

    とにかく好き
    どうしたものか

  • 久しぶりに読み返した。やっぱり坂口安吾はすごい。
    高校生の頃は白痴が良かった覚えがあるけれど、今読んだら断然青鬼…の方が好きになっていた。傑作。

  • 堕落論も好きだったけど、なぜかこの「青鬼の褌を洗う女」が好きで、何回も読んだ。この主人公の女性、脳味噌がとけてる感じ。女性の本能で生きている。エレンディラもだけど、娼婦で聖女、ってゆうのが文学にでてくるとこうなるのかな。私が男だったら惚れると思う。

    青空文庫で発見。50年たってる?
    http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42877_27761.html

  • 当時友達みんなに勧めた。

  • びっくりした
    安吾やばい
    私もそれがすごく欲しいけど
    どこにあるのかも、存在するのかもわかんないよね

    すべては爽やかでみたされていて退屈
    なのになんでこんなに懐かしいのでしょう

  • 青鬼の褌を洗う女について。

    孤独に対する安吾の視線がたまらない。
    孤高である意識のある人は是非読んでほしい。
    私も青鬼の褌を洗う女になりたい。
    安吾の奥さんがモデルらしいが、なんとも女として生々しくて、逞しくて、魅力的だ。

全35件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1906年、新潟生まれ。評論家、小説家。おもな著作に『風博士』『堕落論』『白痴』など。1955年没。

「2019年 『復員殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

白痴・青鬼の褌を洗う女 (講談社文芸文庫)のその他の作品

坂口安吾の作品

白痴・青鬼の褌を洗う女 (講談社文芸文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする