中原中也全詩歌集(下) (講談社文芸文庫)

著者 :
制作 : 吉田 煕生 
  • 講談社
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本棚登録 : 92
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (505ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061961296

作品紹介・あらすじ

「あばずれ女の亭主が歌った」、とうたった相聞の詩人。「老いたる者をして静謐の裡にあらしめよ、そは彼等こころゆくまで悔いんためなり」とうたった、なるものを求めた祈りの詩人。時を超えて読む者の心に深い感銘を与える夭逝の詩人の刊行詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』の2冊の詩集と、未刊詩篇の全てを収録の上、新たに編纂した決定版全詩集。

感想・レビュー・書評

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  • なかでも感動した詩はこれじゃ
    『春宵感懐』
    『悲しい歌』
    『春日狂想』
    『夏過けて、友よ、秋となりました』
    『野卑時代』
    『山上のひととき』
    『お天気の日の海の沖では』
    『Qu’est ce que c’est?』
    『別離』
    『ひからびた心』
    『一夜分の歴史』


    ひからびたおれの心は
そこに小鳥がきて啼(な)き
其処(そこ)に小鳥が巣を作り
卵を生むに適していた

    ここ笑った

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著者プロフィール

山口県生まれ。東京外語専修科修了。若くして詩才を顕わし、15歳で友人との共同歌集『末黒野』を出す。1925(大正14)年上京、小林秀雄、永井龍男、河上徹太郎、大岡昇平らと交遊し、1934(昭和9)年に第一詩集『山羊の歌』を自費出版する。1933年の結婚後、長男文也を2歳で失ってから心身が衰弱し、1937年、鎌倉で急逝。小林秀雄に託されていた詩稿が、翌年に『在りし日の歌』として出版された。

「2024年 『女声合唱とピアノのための 盲目の秋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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