阿久正の話 (講談社文芸文庫 はC 3)

長谷川四郎

• 講談社 (1991年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[aokikenichiさんの感想 · 2020年12月5日]

『若い読者のための短編小説案内』村上春樹
に紹介されていて長い間積ん読にしていたのだけどやっと読了。
独特のThe小説感があるがよくわからないというかついていけなかった

[かなさんの感想 · 2005年2月16日]

・『鶴』『シベリヤ物語』と違い、
　舞台は普通の生活空間になっている
・景色の広大さがなくなる代わりに、
　ユーモアがより強く感じられる
・3冊の中だったらこれが1番好きかも
　ていうかとっつきやすいかも

著者プロフィール

長谷川 四郎（はせがわ・しろう）：1909年、北海道函館生まれ。45年8月よりソ連軍の捕虜となりシベリヤ各地の捕虜収容所でさまざまな労働に従事。50年に帰国。52年に『シベリヤ物語』を筑摩書房より刊行。その後も、小説、詩、翻訳、戯曲、エッセイなど幅の広い執筆活動を行った。他の著書に『鶴』（ちくま文庫、近刊）、『ぼくの伯父さん』（青土社）、『中国服のブレヒト』（みすず書房）など、訳書に『デルスウ・ウザーラ』（平凡社）、『ロルカ詩集』（土曜社）、『カフカ傑作短篇集』（福武文庫）などがある。87年没。

「2024年 『シベリヤ物語 長谷川四郎傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」