ちぎれ雲 (講談社文芸文庫 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ))

  • 講談社
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061962149

作品紹介・あらすじ

「おれが死んだら死んだとだけ思え、念仏一遍それで終る」死の惨さ厳しさに徹し、言葉を押さえて話す病床の父露伴。16歳の折りに炊事一切をやれと命じた厳しい躾の露伴を初めて書いた、処女作品「雑記」、その死をみとった「終焉」、その他「旅をおもう」「父の七回忌に」「紙」等22篇。娘の眼で明治の文豪露伴を回想した著者最初期の随筆集。

感想・レビュー・書評

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  • 14/11/1、三省堂古書館で購入(古本)。

  • 幸田文凄い。こんな文章真似できひん。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    「おれが死んだら死んだとだけ思え、念仏一遍それで終る」死の惨さ厳しさに徹し、言葉を押さえて話す病床の父露伴。16歳の折りに炊事一切をやれと命じた厳しい躾の露伴を初めて書いた、処女作品「雑記」、その死をみとった「終焉」、その他「旅をおもう」「父の七回忌に」「紙」等22篇。娘の眼で明治の文豪露伴を回想した著者最初期の随筆集。

    久しぶりに旧仮名遣いの本を読んだ。漢字もね旧字体。
    でも彼女の文章はとても読みやすく、そして美しい。
    「わたし」といいだしてから自分がしっかりしていないような気がするというのは分かる気がする。
    ひょっとしたら手元に置いた方がいい作家さんな気がしてきました。

  • なんといっても本書の読みどころは、父の臨終の場面です。
    「いいかい」・・・「よろしゅうございます」・・・「じゃあおれはもう死んじゃうよ」
    この前に、おとうさんが殺されるなら私も一緒に死にたいというやりとりがあって、それは違うと諭される場面があります。死んだら死んだとだけ思え、という父。それではあまりに悲しいですと反発する娘。云いたくても云いきれない思いのやりとり。

  • やっぱりちょっと読みづらい。
    でも父親への愛に溢れていて暖かい気持ちになる。

  • 「雑記」
    「終焉」
    「すがの」
    「かけら」
    「手づまつかい」
    「造落語」
    「鴨」
    「れんず」
    「旅をおもう」
    「水仙」
    「膳」
    「父の七回忌に」
    「このごろ」
    「てんぐじょう」
    「紙」
    「結ぶこと」
    「ほん」
    「ぜに」
    「二百十日」
    「在郷うた」
    「対髑髏のこと」

    露伴の娘として見た父の姿が描かれています

  • 100305(a 100330)

  • 第一エッセイ集。作家幸田文としてより、まだここでは露伴の娘の立場に立っている。「小石川の家」での青木玉と祖父露伴との関わりとも微妙に違う、父娘の間の機微が面白い。

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