ちぎれ雲 (講談社文芸文庫 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ))

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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061962149

感想・レビュー・書評

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  • このエッセイ集は幸田文の初期のものということで、父・露伴のことがいつもどこか話の中心にある。いままで幸田文の文章を読んだことがなかったので、他と比較はできないが、ここでは、なかなか遠慮がちというか、慎ましやかな文章を書くようだという印象だ。とは言いながらも、ところどころユーモアのようなものも見られたりして、ただただ露伴の子として書かれた文章ばかり、というわけでもない。後の作品にも触れてみたく思った。

  • 幸田文凄い。こんな文章真似できひん。

著者プロフィール

1904年東京向島生まれ。文豪幸田露伴の次女。女子学院卒。’28年結婚。10年間の結婚生活の後、娘玉を連れて離婚、幸田家に戻る。’47年父との思い出の記「雑記」「終焉」「葬送の記」を執筆。’56年『黒い裾』で読売文学賞、’57年『流れる』で日本藝術院賞、新潮社文学賞を受賞。他の作品に『おとうと』『闘』(女流文学賞)、没後刊行された『崩れ』『木』『台所のおと』(本書)『きもの』『季節のかたみ』等多数。1990年、86歳で逝去。


「2021年 『台所のおと 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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