- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061962248
感想・レビュー・書評
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友達に勧められよんだ。「蜜のあわれ」会話のみの構成は斬新で言葉えらびやテンポがよい。ちんぴら赤子かわいい。二階堂ふみと大杉漣ははまり役!
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映画化されるのがきっかけで気になって手を出した 蜜のあわれのみ読了 全てが対話文で出来ている作品
小悪魔な金魚赤子、二階堂ふみぴったりだな映画が楽しみになった作品 -
「密のあわれ」のところだけ読了。
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「蜜のあわれ」だけ読んだ.
すべてが会話だけで書かれている.Wikipediaによれば対話体小説というらしい.
金魚とおじさまの痴話が主体.無粋な私には楽しみ方がわからなかった.
この本,講談社文芸文庫にしてはレビュー数が多いのはなぜ? -
あまりにもつるつると完成されていて。少し怖気づくも、ユーモアにすくわれる。しかし、そのユーモアの冷えびえとしていることよ。
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この金魚少女の可愛らしさは少女趣味で詩人の室生犀星にしか書けない。描写はより現実的でありながら幻想的でフェティッシュ。
「何処にも、あたいのような良い金魚はいないわよ、お判りになる、おじさま。」 -
性欲に反して美人と縁のない生活を送ってきた「をじさま」は作家だから、脳内で愛人をいっぱい作り小説に書いたりする。
その「をじさま」がずっと会話して遊んでいる「あたい」は金魚。
金魚は容姿端麗なお嬢様になったり、かと思えば出目金の姿でメダカを齧ったりしている。
「をじさま」にはお小遣いを5万円せびったりしている。
そうして講演会で、「をじさま」の昔の知人「をばさま」に出会って、ふたりを引き合わせようとするのだが…。
かわいいお話。
ただ、会話だけで進むので、脚本を読んでいるよう。
小説を読んでいるという感覚はなかった。
室生犀星よんでみたかったので叶って満足。 -
金魚の化身、赤井赤子と先生の日常を全て会話だけで描いた名作。少女趣味があろうと無かろうと、コケティッシュで無邪気な彼女には皆、惹かれるだろう。