厄除け詩集 (講談社文芸文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061962675

感想・レビュー・書評

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  • リズムが良い。
    熊の詩と蛙の詩がすき。

  • 詩らしくない詩。
    井伏鱒二は、黒い雨のイメージが強くて、暗い感じかと思いきや「…プッ」となっちゃうような楽しい詩ばかりでした。

    自作の詩もたのしいけれど、漢詩の訳詩はすごい。ぶっとんだ意訳も爽快でわかりやすくて、漢詩の堅いイメージが消えてます。

    「サヨナラダケガ人生ダ」が井伏さんの訳詩だったのも、はじめて知りました。

  • さよならだけが人生だ

  • 訳詩が読みたくて読んだ。有名な勧酒は本当感動する。花発多風雨 人生足別離でハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダとなるのがすごい。古別離とかでも「ヨシハラヘンガ気ニカカル」になっていたり、登柳州蛾山では「アキノオンタケ」とか「ココノツドキ」とかが面白い。訳詩を読んで「在所」という言葉がちょっと好きになった。
    2010/8/17

  • 某小説にて井伏鱒二の「勧酒」の一部が載っていたのがきっかけで読んでみました。
    面白おかしいのもあれば、綺麗な文体で書かれているのもあってとても素敵でした^^「勧酒」はぜひともオススメです。

  • 訳詩がとても好き。テンポが良いので口ずさむと楽しい。

  • 花も嵐も踏み越えて。

  • 中国の漢詩の訳詩が滅茶苦茶イイ!
    他は読まずともここは読んで欲しい。

  • 「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」
    これよ、これ。
    井伏鱒二さんが五言絶句とか漢詩を井伏節に訳している詩集デス。
    ううううんと唸ってしまう、雰囲気の良い訳詩がたくさん。

著者プロフィール

井伏鱒二 (1898‐1993)
広島県深安郡加茂村(現、福山市加茂町)出身。小説家。本名は井伏満寿二(いぶしますじ)。中学時代より画家を志すが、大学入学時より文学に転向する。『山椒魚』『ジョン万次郎漂流記』(直木賞受賞)『本日休診』『黒い雨』(野間文芸賞)『荻窪風土記』などの小説・随筆で有名。

「2023年 『対訳 厄除け詩集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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