古典の細道 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061962972

感想・レビュー・書評

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  • 著者の豊かな知識量には毎回舌を巻くが、それが嫌味にならないのは、ひとえに彼女の感性の賜物なのだろう。伝承の中で息づく人物たちを丁寧に拾い上げ、細やかな心遣いが感じられる文体で描く著者に好感を抱いた。記紀を専攻していた身としては、倭健命や継体天皇、磐之媛皇后の章に魅せられたが、漫画『応天の門』を読んでいるので在原業平や惟喬親王のお話も興味深く読んだ。また花山院や蝉丸など、一度は耳にしたことがあり、また興味をそそられる人物たちを魅力たっぷりに描き出す著者の姿に、自分が白洲正子ファンであることを再確認した。

  • 涼風に吹かれながらさらさら流れる清水で喉を潤すかのような感覚。
    白州正子が全国の史跡を旅しながらその土地縁の人物について書き綴ったエッセイ。
    伊勢物語、古今和歌集、平家物語などの古典も読んでみたくなる

  • 白洲正子は読みやすいよね。

  • この人の筆になると、記紀でしか知らなかったような人(もちろん名前しか知らなかったほどの)にもまた、血の通った、生まれて生きて恋をして死んでゆく「生身の人間」として親しくなれる。私は「蝉丸」が好きなので、特に蝉丸の章はじっくり読みました。「補陀落渡海(平維盛)」の章も忘れがたい。在原業平も小野小町も建礼門院も、誰もがすべて、白洲正子という女性を通して語られた、魅力に溢れた人々。

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