三国志(4)(吉川英治歴史時代文庫 36)

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  • 講談社
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レビュー : 72
  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061965362

作品紹介・あらすじ

乱世の姦雄を自称し、天下を席捲した曹操も、関羽には弱かった。いかな好遇をもってしても、関羽の心を翻すことはできなかった。故主玄徳を慕って、千里をひた走る関羽。そして劇的な再会。その頃、夭折した兄孫策の跡を継いだ呉の孫権は、恵まれた自然と豊富な人材のもと、国力を拡充させていた。失意の人玄徳も、三顧の礼をもって孔明を迎えることができ、ようやく天下人として開眼する。

感想・レビュー・書評

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  • 2018年初の本は、吉川英治三国志(四)
    曹操に捕らわれていた関羽が劉備の存命を察知し当初の約束通り遠く劉備の元に戻る件より、劉備がかの有名な三顧の礼を以て諸葛孔明を登用し、少数の兵力ながら策を巡らせ曹操と対峙しているあたりまで。

  • ついに、ついに、諸葛孔明登場!

  • 曹操がいよいよ勢力を強めて、戦う度に覇者に近づいて行く。
    劉備は曹操の勢いに抗えるわけもなく、踏みにじられてしまうが、豪傑の忠臣関羽が曹操に一時降伏するところが最大の見所かな。
    よく関羽の条件を曹操が飲んだものだ。恐るべし関羽。

  • 帝から皇叔と親しく呼ばれるようになった劉備は、徐州で曹操に敗れ、これにより関羽はしばしの間曹操の幕僚となりますが、それでも結盟の思いは消えません。
    まさに、尽忠報国の岳飛と並ぶ関帝と敬慕されるだけの漢ですし、それを許す曹操もまた漢です。

  • だいぶ物語としては盛り上がってきたあたり。
    とうとう呂布が討ち取られた。
    袁紹とか呂布とかあっちこちついては裏切るからわけわからなくなる。
    劉備の鼻毛伸ばしと張飛の糞ひり虫この巻だったか。
    関羽が大活躍。

  • 江南の呉では、孫策が夭逝し、その弟の孫権が後を継ぐことになります。一方、関羽は曹操のもとを去り、ふたたび劉備ら3人が結集して、同じく関王室の末裔である劉表のもとを頼ることになります。劉備らを温かく迎え入れる劉表ですが、妻の蔡夫人とその兄の蔡瑁は、劉備を亡き者にしようと画策し、劉備は劉表のもとからも去らざるをえなくなります。

    その後劉備は、徐庶を軍師に迎え、その策によって曹操軍に勝利を収めます。しかし、曹操は徐庶の母親を人質に取り、徐庶は劉備のもとを辞去することになります。そして徐庶は、劉備のもとを去る際に、一人の賢人の存在を告げます。それが諸葛孔明でした。劉備は三顧の礼をもって孔明をみずからの軍師に迎え入れます。

    主人公らしからぬ劉備の逡巡する姿にやきもきさせられます。

  • 諸葛孔明がようやく出てきた。その登場、為人の説明だけでも身震いするような感動がある。劉備などは、この人がいないと、ただの戦下手じゃないのだろうか。いつの世も、作戦が重要であるという事を思い知る。

  • ようやっと面白くなってきた。
    曹操の陣営にはほんといい将軍が揃いに揃っててすごいな・・・。
    ついに孔明が出てきて、城も構えて
    さぁ勢いに乗るか!と思いきや、そうとは行かないのかなぁ。

  • ついに義兄弟が再会。いまだ食客の身分に甘んじる劉備は、軍師孔明を得て、そろそろ天下人としての風格がついたかな。曹操は名選手ばかり集める巨人のオーナーみたい。孫策が非業の死を遂げ、ついに孫権が立って、ここに三国志の英雄がそろい踏み。

    20歳下の若造にこき使われる劉備さんもちと情けないが、リーダーたるもの時に非情でなければならないのだろう。優柔不断さが命取り。舞台はいよいよ赤壁の戦いへ。

    関羽の説いた「泥魚」の喩えが秀逸。
    才能を用いる適格なリーダーがいなければ国も成り立たない。ビジネスの世界にも通ずる真理であろう。

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プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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