三国志(4)(吉川英治歴史時代文庫 36)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (460ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061965362

作品紹介・あらすじ

乱世の姦雄を自称し、天下を席捲した曹操も、関羽には弱かった。いかな好遇をもってしても、関羽の心を翻すことはできなかった。故主玄徳を慕って、千里をひた走る関羽。そして劇的な再会。その頃、夭折した兄孫策の跡を継いだ呉の孫権は、恵まれた自然と豊富な人材のもと、国力を拡充させていた。失意の人玄徳も、三顧の礼をもって孔明を迎えることができ、ようやく天下人として開眼する。

感想・レビュー・書評

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  • 徐庶が不憫でならない。

  • 関羽は確かに強くて正義感もあるから好きになるわ
    でも、曹操の部下が行手を阻もうとしたことはダメだと思う。
    夫人も大変だったでしょう

  • 三顧の礼の時点での主要登場人物の年齢。
    劉備47歳、諸葛亮27歳、曹操53歳、孫権25歳。
    私は今47歳だが、入社5年目位の後輩大賢人に対してこうも謙虚に振舞えるか、と自問自答する。普通じゃ出来ないから故事にもなり、大歴史ロマンにもなるんだろうけど。
    それにしても、頭の中で浮かぶ映像は、世代的に川本喜八郎さんの人形劇三国志だ。(張飛の場面ではどうしてもせんだみつおの声が。。)

  • ついに諸葛亮孔明登場!名前は知っていたが、劉備の軍師だったのね(今知った)話は加速度的に面白くなっていく。それにしても劉備が女々し過ぎてイラっとくる。

  • 2018年初の本は、吉川英治三国志(四)
    曹操に捕らわれていた関羽が劉備の存命を察知し当初の約束通り遠く劉備の元に戻る件より、劉備がかの有名な三顧の礼を以て諸葛孔明を登用し、少数の兵力ながら策を巡らせ曹操と対峙しているあたりまで。

  • やっと、、、やっとだよ、、、
    孔明!!!!
    レッドクリフまだぁ!!

  • 遂に諸葛亮孔明登場。
    ほんと良く出来た娯楽読物です、そりゃ昔から皆大好きでしょう。かなり多くのキャラが登場しますが、個性豊かなだけでだけなく、無理なくストーリー展開するところが偉大なり。

  • 乱世の時代に、頑固と思えるほどに信義を貫く玄徳に歯痒さを感じる。しかし、その人柄を慕って集まる優秀な人材は玄徳に尽くし、離れることはない。移りゆく時勢に流されず、長い目でみることの大切さを感じる。

    「勝敗は兵家の常。長い人生に処するには、得意な時にも得意に奢らず、絶望の淵にのぞんでも滅失に陥らず、そこに動ぜず溺れず、出所進退、悠々たること」

  • 感想は第八巻。

  • 今年の課題図書もやっと半分。残り4巻。年内目標じゃなくて、年度内読了が現実的かな。
    4巻は孔明の巻と赤壁の巻。関羽がついに曹操のもとを去り、玄徳と再開。そして、更に軍師孔明を得る。
    玄徳も人徳者なのは分かるけど、ちょっと人がよ過ぎるというかなんというのか。ちょっともどかしい気もするなぁ。

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著者プロフィール

1892年、神奈川県生まれ。1921年、東京毎夕新聞に入社。その後、関東大震災を機に本格的な作家活動に入る。1960年、文化勲章受章。62年、永逝。著書に『宮本武蔵』『新書太閤記』『三国志』など多数。

「2017年 『江戸城心中 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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