私本太平記(一) (吉川英治歴史時代文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 312
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061965638

作品紹介・あらすじ

大作「新・平家物語」を完成した著者は、息つく暇もなく、南北朝を題材とする「私本太平記」の執筆にかかった。古代末期から中世へ-もはや王朝のみやびは影をひそめ、人間のどす黒さがあらわに出てきた時代、しかも歴史的には空白の時代である。史林の闇に分け入るとき、著者は使命感と創作意欲の高まりを禁じえなかったという。開巻第一、足利又太郎(のちの尊氏)が颯爽と京に登場する。

感想・レビュー・書評

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  • 室町幕府創始者である足利尊氏の物語。天皇側も南北朝に分かれて大変。楠木正成がかっこいいですよ。かなり美化されているようですが。

  • この時代への勉強不足を補うためにもまずは物語から。吉川英治を読むのは、4作目(あまり読んでなかったなぁ)。
    小説と知りつつ、高氏が倒幕の志を確立する置文の件には感心しちゃう。藤夜叉の配置も流石だ。何より文章に品と格があるよね。当時はこれが大衆的とされてたって言うんだから。文章表現は時代とともに変わるけど、残っていって欲しい表現だなぁ。

  • 足利尊氏、新田義貞、正中の変

  • 2014.6.23

  • 職場の友人、SYUくんから頂いた、全8巻から成る吉川英治作品。私が吉川英治作品を読みのは、2011年の「三国志」、2012年の「新・平家物語」に引き続き三作品目。1年に1作品を読んでいる計算になる。
    さて、本作品は平成3年(1991年)大河ドラマ「太平記」の原作である。実は私、それを知らずに読み始めたのだが、冒頭で主人公:足利又太郎と一緒に登場する側近の一色右馬介の文字を見た瞬間に「大地康雄」の顔が浮かんだ。そう、私が高校2年の時に観ていたあの大河ドラマの原作であることにようやく気づいたのである。この南北朝時代は正直、あまり得意な方ではないし、第一、大河ドラマでも「太平記」くらいしかこの時代を扱っていない。まあ、日本史好きを自認する私にとっては、この時代もしっかりと理解したいところであるため、前向きに読んでみることにした。

    本巻で興味深かったセンテンスは以下のとおり。

    由来、新田足利二家の関係は、ただ隣国だけのよしみではない。血においても親類と言える。事は古すぎるが、八幡太郎義家から祖を同じゅうしていきた同根の家すじなのだ。ところが、頼朝旗揚げの際、新田家の祖は不首尾をやっている。それがたたって北条幕府代々の後までも、新田家は浮かばれなかった。義貞の代となっても、その格式は足利家の家風に置かれ勝ちだった。さらには幕府の方針も両家の反目をもって、つねに両勢力を撓めておく巧みな治策としていたのもいうまではない。
    →足利尊氏、新田義貞という両ライバルの関係の端がこの文章に集約されている。今後の二人の関係が楽しみだ。

  • (1991.01.01読了)(1990.12.19購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    大作「新・平家物語」を完成した著者は、息つく暇もなく、南北朝を題材とする「私本太平記」の執筆にかかった。古代末期から中世へ―もはや王朝のみやびは影をひそめ、人間のどす黒さがあらわに出てきた時代、しかも歴史的には空白の時代である。史林の闇に分け入るとき、著者は使命感と創作意欲の高まりを禁じえなかったという。開巻第一、足利又太郎(のちの尊氏)が颯爽と京に登場する。

  • 八巻ものか!

    ながいなぁ~。

  • 読了。

    死後50年で青空文庫化した吉川英治の私本太平記。

    iPhone app のi文庫で早速登場したので読んだ。

    足利高氏(尊氏)のお話ですね。
    室町時代のお話はこれが初となります。
    なのであんまり良くわかってない。
    ※一休さんの足利義満さんはよく知ってる(違)

    ということで鎌倉幕府誕生から150年後ほどだそうですので
    このシリーズはひと通り読んで行きたいところです。

    最初のさわりはなかなかおもしろいですね。
    全8巻ほどのようですのでゆるりと読んでまいりたく。

    ※本が積まさって溜まってるのよ。なかなか流れて行かない...。

  • 全巻読んでいます。

    関西や関東で縁の場所に足を運ぶ機会があり、
    その度にこの本のことを思い浮かべてきました。

    また、作者が残した
    「あとかたの なきこそよけれ みなと川」
    という色紙も目にすることができましたが、
    全巻読み終わった後のこの句の響きは特別です。

  • 人の生き様と愚かさと儚さと。

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