ワインズバーグ・オハイオ (講談社文芸文庫)

  • 講談社
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本棚登録 : 218
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061975736

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパ文学から離れて、土着派のマーク・トウェインなどと併せて、アメリカ文学として独立した画期的作品。後走者のヘミングウエイ、フォークナーなどに多大な影響を与えた。オハイオ州ワインズバーグ・オハイオという町を設定して、そこに住む人々の生活、精神の内面を描き、現代人の孤独や不安といった現代文学の主要テーマをアメリカ的背景のもとにとりこんだ。全体は22篇の短篇で構成。

感想・レビュー・書評

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  • オハイオの田舎町の、どこかねじれた孤独な人たちを描いた短編集。町の人がみな顔見知りのような田舎町でも、友だちがいない人はいない。ずっといない。外は寒くてただただ広い。こんなにもひとりぼっちなままで死ぬまで生きないといけないのか、神様が自殺を禁じるのもわかるなあという気持ちになった。

    未来のほうから光が差してくるような「タンディ」「ものがわかる」がよかった。「ものがわかる」のふたりが感じたことも、その夜限りのまたたきのようなものなのだろうと、一冊を読み通した後には思わざるを得ない。でもその夜にはたしかにそこにあったのだし、後にそれを思い出せるのならばよしとすべきことなのだろう。

  • 最初はつまらない話だと思った。
    一つ一つはパッとしない人のパットしない話。それが集まって、気がつくと引き込まれる群像劇になっていた。

  • 最愛のアメリカ文学作品
    アメリカのチェーホフと位置付けられておりまさしくロシア文学的
    英文も解りやすいので英文学専攻なら読んでほしい
    「グロテスク」の真の意味を知った

  • 文学

  • アメリカの架空の町ワインズバーグを舞台に繰り広げられる群像劇.人間をギリギリまで突き詰めた最奥をかいま見るかのような物語.優柔不断な主人公の彷徨う姿に青春を感じた.ただ,訳がもう一つで,スッキリ頭に入ってこなかった.

  • サロイヤン「人間喜劇」的。

  • 南北戦争から何十年とかいう時代と思うとかなりの昔を想像してしまうが、出てくる人物像が全てとは言わないが、非常に現代的であることに驚かされる。少年愛の教師とか、露出狂の女とか、何だかカルトっぽい原理主義者とか。さすがは変態先進国。

  • 本当は、『なぜなのか私はは知りたい』がよんでみたい。
    外山滋比古『本を読む本』に紹介があったから。

  • アメリカは、まだ若かったー。

    オハイオ州ワインズバーグ。
    この架空の街に住む人々はどこかしら奇妙で不器用で、何かしら偏っていて「グロテスク」だ。

    崩れそうで、それでも確かに成り立っているー100年前に描かれてなお、現代に通じる人間の内面を描き出した教養小説。

    ***
    授業のレポートのおかげで、かつてないほどに読みこんだ作品。小説に書き込むのも、マーカーを引くのも初めてでした笑。
    なのでもう感想が分からないというのが正直なところ。
    ただ、味わい深い作品というのは間違いないです。

  • アメリカの土の香りがする無骨な文体。小島信夫の飾り気のない翻訳もいい。

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