謡曲平家物語 (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 41
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061976054

作品紹介・あらすじ

幼い頃自ら能の舞台にも立った経験を持つ著者が、平家物語と謡曲との違い、読むもの、聞くものから見るものへの展開、その魅力の深まりを跡づける。幽霊能の世界を極めた『花伝書』の世阿弥に共感しつつ、能が醸す夢うつつの至福の境へと読者を誘う。平家物語と能への導きとなる二十七章。

感想・レビュー・書評

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  • 平家物語の予備知識はほとんどなかったが、それぞれのエピソードについてわかりやすく述べられており親しみやすかった。謡曲の作者、とりわけ世阿弥が人物を見る眼差しと、舞台の上に幽霊として昇華させる手ほどきの巧みさ・豊かさを、著者の語りは示してくれる。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「幽霊として昇華させる」
      能の本質ですからね(と判った風に書きますが、お許しを)。きっと戦乱に明け暮れた時代だったから。闇の中に居る異形のモ...
      「幽霊として昇華させる」
      能の本質ですからね(と判った風に書きますが、お許しを)。きっと戦乱に明け暮れた時代だったから。闇の中に居る異形のモノが身近な存在だったのでしょう。そのため彼等を送り出す装置として「能」が機能していた、、、のかも。
      2013/01/05
  • 「船弁慶」のシテは知盛ではなく教経であるべきではないかというのには大賛同

  • 平家物語自体あまり知らずに読んだものの、各曲の紹介がとても面白く、人物が非常に魅力的で読み終わるのが残念な位でした。教科書的な先入観だけでは勿体なさ過ぎる!と痛感しました。

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著者プロフィール

1910(明治43)年、東京生れ。実家は薩摩出身の樺山伯爵家。学習院女子部初等科卒業後、渡米。ハートリッジ・スクールを卒業して帰国。翌1929年、白洲次郎と結婚。1964年『能面』で、1972年『かくれ里』で、読売文学賞を受賞。他に『お能の見方』『明恵上人』『近江山河抄』『十一面観音巡礼』『西行』『いまなぜ青山二郎なのか』『白洲正子自伝』など多数の著作がある。

「2018年 『たしなみについて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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