旧約聖書外典(上) (講談社文芸文庫)

制作 : 関根 正雄 
  • 講談社
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本棚登録 : 89
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061976429

作品紹介・あらすじ

旧約聖書外典は、ユダヤ教団によって異端的な書として廃棄され、主としてキリスト教会を経て今日まで伝えられてきた。上巻には、第二神殿建設から新約の時代までのパレスチナの歴史を述べ、信仰の書としても深い感銘を与える「第一マカベア書」、しばしば西洋絵画のテーマとして取り上げられてきた「ユデト書」の他、「トビト書」「三人の近衛兵」「ベン・シラ(集会書)」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 去年から引き続きキリスト教について興味があるので読んでみました。旧約聖書外典は主としてキリスト教会を経て伝えられてきたものであるらしい。壮大な歴史絵巻「第一マカベア書」、クリムトなどの西洋絵画でお馴染みの「ユデト書(抄)」、大天使ラファエルと旅する男の物語「トビト書」、知恵文学とされる「ベン・シラ」など、どれも興味深く読みました。創作のネタとしても役立ちそうです。

  • 聖書こそある程度の馴染みはあっても、旧約・新約に入っているものしか大抵の人は知らないし、いやそもそも、聖書を読みますという人も、旧約聖書までよく読む、ということがあまりないようだ。
    しかしながら、聖書には外典と呼ばれるものがありまして、実はここに、西欧世界では有名なユダヤの伝説が入っていたりする。
    まあ幾つかあるんだけれども、そのうちの一つがマカベウスのユダ。
    ヘンデルがオラトリオとして作曲しているが、その中に超有名な一曲がある。
    「見よ、勇者は還る」である。
    https://youtu.be/7e06JEupzvA
    スポーツ大会の表彰式などで良く使われる。
    でもマカベウスのユダを知っている日本人はとっても少ない。
    ユダという名だけど、有名な裏切り者のユダ(イスカリオテのユダ)とはまーったくの別人。
    紀元前160年頃の人とされており、周辺諸国との軋轢が絶えなかったユダヤを守って戦い抜いた英雄なのだ。
    そもそも旧約聖書のほとんどは、歴史を記したもので、この伝説もそのひとつと言える。
    なんで旧約聖書からはずされちゃったのかはわからないが、中東の歴史とか、あのあたりの軍事作戦に興味のある人は一度手に取ってみても良いかも。

  • 絵画の題材で有名なトビト書や、黙示文学としても有名なエノク書など、外典を文庫で読めるのは嬉しい限りです。

  • -内容- 旧約聖書外典は、ユダヤ教団によって異端的な書として廃棄され、主としてキリスト教会を経て今日まで伝えられてきた。上巻には、第二神殿建設から新約の時代までのパレスチナの歴史を述べ、信仰の書としても深い感銘を与える「第一マカベア書」、しばしば西洋絵画のテーマとして取り上げられてきた「ユデト書」の他、「トビト書」「三人の近衛兵」「ベン・シラ(集会書)」を収録。

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著者プロフィール

1938年生まれ。東京教育大学、ヘブライ大学などで学ぶ。英国マンチェスター大学、オーストラリア・メルボルン大学、オランダ・ライデン大学でヘブライ語とその関連語を教える。2017年、英国学士院よりヘブライ語文法並びに七十人訳の分野での研究功績に対して、同年度のバーキット・メダルを授けられた。2014年、日本聖書協会より聖書事業功労賞を受賞。
著書 『わたしのヴィア・ドロローサ』(教文館、2014年)、『イエスは何語を話したか?』(共著、教文館、2016年)、『聖書を原語で読んでみてはじめてわかること』(いのちのことば社、2019年)ほか。

「2022年 『精選 死海文書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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