埴輪の馬 (講談社文芸文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061976566

感想・レビュー・書評

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  • 「〜かしらん?」の多さよ。
    気に入ったのは翡翠、煙、ゴムの木、13日の金曜日、大きな鞄。

  • 随筆集。何かのきっかけで不意に思い出された記憶たち。本巻は極力ルビが省略されていて、目に懐かしい文庫です。
    吃驚(びっくり)とか、悉皆(すっかり)、序に(ついでに)、心算(つもり)などなど、今では平仮名や片仮名で書かれる文字が、彼の文の中に収まると清々して目障りなく平仮名よりもスッキリ見えて驚いてます。

  • 名随筆揃い。「煙」という作品で焚火をする小沼丹。なんだか暖かそうなので焚火をしてみたら私の布団が(笑)

  • はじめて読んだ小沼丹。シンプルな思いが伝わる。これからはまった。

  • 消防車の話が可笑しい。

  • 淡々としたところが大好き。〜かしらん?ととぼける姿に感動。童謡と連翹に涙。

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著者プロフィール

小沼丹
一九一八年、東京生まれ。四二年、早稲田大学を繰り上げ卒業。井伏鱒二に師事。高校教員を経て、五八年より早稲田大学英文科教授。七〇年、『懐中時計』で読売文学賞、七五年、『椋鳥日記』で平林たい子文学賞を受賞。八九年、日本芸術院会員となる。海外文学の素養と私小説の伝統を兼ね備えた、洒脱でユーモラスな筆致で読者を得る。九六年、肺炎により死去。没後に復刊された『黒いハンカチ』は日常的な謎を扱う連作ミステリの先駆けとして再評価を受けた。その他の著作に『村のエトランジェ』『小さな手袋』『珈琲挽き』『黒と白の猫』などがある。

「2022年 『小沼丹推理短篇集 古い画の家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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