夫婦善哉 (講談社文芸文庫)

著者 :
制作 : 種村 季弘 
  • 講談社
3.67
  • (14)
  • (6)
  • (24)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 79
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061976627

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 最近NHKでドラマにもなりました。柳吉と蝶子の夫婦がドタバタをくり広げる物語です。柳吉のクズ男っぷりがすがすがしいほどにくたらしいですが、現代にもこんな男は山ほどいるのかと思います。

    九州大学
    ニックネーム:来見田仁志

  • 以前追突事故に巻き込まれた時のこと、修理中の代車にはラジオしか付いておらず、そこから聞こえて来たのが収録されている『放浪』の朗読でした。

    作品から漂う当時の大阪の下町の雰囲気に魅了され本を購入。
    学生生活(2回目)を過ごした大阪の下町の大正~昭和の風情の描写が秀逸で、小説の登場人物の放浪に合わせて馴染みの地名が登場する度に郷愁をかき立てられるのでありました。

    表題の『夫婦善哉』では維康が天牛書店に通うシーンが出てきますが、
    この天牛書店は下宿先から徒歩1分と、僕が学生時代(1回目)に大変お世話になった本屋です。(店は移転していますが)
    最近読んでる本にも、ここで買った本が多いです。

  • *図書館で借りる
    ぜんざいのパッケージに「ふうふよきかな」とあった。
    実は「めおとぜんざい」と読むらしい。
    更に「めおとぜんざい」をモチーフにした話があるらしい。ということで読むことに。
    大阪の情景など、おそらく当時のまま描いていると思うと考えると今は殆ど店がなくなっているのが残念。

    なかなか面白いと感じられなかったのと、3作品目に突入したにも関わらずダメ男ばかりの短編集を読んでいられず、挫折。
    きっと、ダメ男っていうのだけは、今も昔も変わらないんだろうな。

  • 面白可笑しいけど哀しい 哀しいけど面白可笑しい そんな感じ 

  •  「夫婦善哉」は、発表当時東京文壇から批判されている。皇国史観もなければ左翼思想もない、と。その言葉の裏には、この戦時下に「あかんたれ」の男が「しっかりもん」の女に浮気して、いちやいちやと食べ歩いているような小説はけしからん、との軍部の意向が反映していた。
     しかし、好いた同士は形式はどうあれ一緒にいたい、うまいもんも食いたいし、うまいもんに格式も何もないやないか、とズバリ本音を言ってのける織田作に、戦時下の大阪人は拍手を送った。

  • 別府などを舞台とした作品です。

  •  とにかく疲れた。

    しっかり者の芸者蝶子が、駆け落ち相手である若旦那柳吉のしょうもない所業を許すたびに、「そんなの許すかなぁ。」とイライラし、終いに「(柳吉、)この甲斐性なしのアホが!」と何度言ったかわかりません(笑)。

    この作品が世に送り出されてから半世紀以上経つけど、人間なんてそう進歩しないもんさと思ったほうが、楽に生きられるぞ。と、作者 織田 作之助が語っているような気もしましたが・・・・

    あーーー、全くもって受け入れられないねっ!

  • ダメ男の短編集です。

  • どう仕様もないくらい、駄目な男が出てきます。
    でも嫌いにはなれない。
    笑えます。

  • 図書館にてー。

全19件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1913年、大阪市生まれ。38年に処女作『雨』を発表。新聞社に勤務するが、翌年発表した『俗臭』が芥川候補、さらに『夫婦善哉』が改造車の文藝推薦作品になったのを機に本格的作家生活に入る。新戯作派(無頼派)の一人として活躍した。48年没。

「2016年 『天衣無縫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夫婦善哉 (講談社文芸文庫)のその他の作品

夫婦善哉 (講談社文芸文庫) Kindle版 夫婦善哉 (講談社文芸文庫) 織田作之助
夫婦善哉 (新潮文庫) 文庫 夫婦善哉 (新潮文庫) 織田作之助

織田作之助の作品

ツイートする