卵洗い (講談社文芸文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061976948

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  • 自伝的連作集。坪田譲治文学賞受賞作。語り手である「私」が一切喋らず、淡々と息づく生活を記録をしていく。
    その文章は緻密で、比喩は難しい言葉でないのに、情景がすぐそこに見えるようであったり、命が宿っているようでもあった。そしてそれらは、一本の透明な糸で、生活のように、季節のように繋がっている。
    普通に生きることの幸せ、とは人それぞれだが、それは誰もがいつかは考えること。その考えに至るまでのルーツを、この小説は示しているのではないだろうか。

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著者プロフィール

1947年栃木県生れ。早稲田大学政治経済学部卒。在学中に「自転車」で早稲田文学新人賞。学生運動、アジア放浪後、故郷に戻って宇都宮市役所に勤務した。1980年「遠雷」で野間文芸新人賞、1993年『卵洗い』で坪田譲治文学賞、1997年『毒─風聞・田中正造─』で毎日出版文化賞、2002年歌舞伎座上演「道元の月」台本で大谷竹次郎賞、『道元禅師』で2007年泉鏡花文学賞、2008年親鸞賞を受賞。著書多数。2010年2月逝去した。

「2019年 『はじめて読む法華経28品』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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