さばくの町のXたんてい (どうわがいっぱい)

  • 講談社 (1991年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (78ページ) / ISBN・EAN: 9784061978188

みんなの感想まとめ

心の中に潜む孤独や寂しさをテーマにした物語が展開され、ピンクの象を救うために奮闘するXたんていの姿が描かれています。探偵ものとしての楽しさを期待して読み進めると、意外にもハッピーエンドではなく、読後に...

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃に読んでハッピーエンドではない終わり方があることをこの本で知りました。
    「さびしいけれどどうしようもないこともあるんだ」
    そんな風に解釈したような記憶があります。
    さびしい町の住人の、心の空白を埋めたのはピンクの象
    私の心の中にもいるかもしれない

  • しっぽから少しずつ消えていってしまうピンクの象を救おうと、Xたんていが象のなぞを探っていくお話。
    普通に探偵ものなのかな?と思って読んでいくと、さすが別役実で、謎がとけてめでたしめでたし…とはならず、読後はキツネにつままれたような気持ちと、寂しさが、余韻として残る。

  • 子どもの頃、小学校の学級文庫で読んだ。その後、村上春樹の『象の消滅』とか三崎亜紀の短編『動物園』は、この作品にインスパイアされたみたいな話をどこかで読んでね。あぁ、その本、昔読んだ、と読みたくなったのだ。覚えていたとおりだったね。シンプルだけど、なんともわりきれないもやもやの残る話だった。いや、決して不快なもやもやじゃないんだけど。そういう話だから、ここからインスパイアされた作品が出てくるのかもしれない。まぁ、正式にそういう話になっているのかどうかは、知らないんだけど。

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著者プロフィール

1937年、旧満州生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。東京土建一般労組書記を経て、1967年、劇作家になる。岸田國士戯曲賞、紀伊國屋演劇賞、鶴屋南北戯曲賞、朝日賞など受賞多数。2020年3月3日逝去。

「2024年 『増補版 言葉への戦術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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