おさるはおさる (どうわがいっぱい)

  • 講談社
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本棚登録 : 350
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (86ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061978256

作品紹介・あらすじ

ぼくは、みなみのしまのおさるです。みんなとのんびりくらしています。ところがあるひ、かにが、ぼくのみみをはさんでしまって…。小学1年生から。

感想・レビュー・書評

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  • 5歳8ヶ月
    日本人にありがちな「人と違うことが気になる」ということを書いた本?
    なかなか深いな〜と思いながら親は読んでいたが子どもには伝わっていなさそうだが、「読んで〜」と言ってきたのでそれなりに気に入ったかな?

  • おさるのお顔がたくさん並んでいるページで大爆笑。おさるはおさる、かあちゃんはかあちゃん、〇〇くんは〇〇くんだね、って言って読み終わりました。

  • この1つの具体例のお話から、どういった抽象的な結論を持ってくるのかは、人によってかなり変わってくることと思います。

    一人ひとりの性格と言うふうに言ってしまえば、簡単なような気もしますが、最後にカニは猿の耳から離れていってしまいます。カニは、猿が気にしなくなったなと思って離れていたわけでは無いはずです。タコもそうですし、きっと蛇もそうでしょう。では、悪い癖を持っていると言う比喩でもない気がします。癖は、気にして直そうとしないと治らないと思います。
    最後に離れていくのですから、外見の話でもないのだなぁと思います。

    別にこのおさるはいじめられていたわけではありません。ただこのおさる本人が気にして嫌だなぁと思っていただけです。と思うと、仲間外れにされる話でもないような気がします。

    私は、このカニは、一瞬おさるに取り付いた、「ぼくって、みんなと違う考え方なのかな…」という不安な思いなのかなと思います。ちらっと意見を言ってみたら、えーなんかそれ違うんじゃないおかしいんじゃない、と言うふうに言われてしまう経験、それをカニと言うふうに表現しておられるのではと感じました。
    みんなに自分の考え方を広めようとしたりしたこともあったけれど、でもなかなか広まらなくて。でも、ぼくも人と違う考え方を持ってていいんだ、としっくり心に馴染んだ時、カニという不安は離れていくんでしょうね。

  • おはなし(会話)ですすんでいくのがおもしろくなかったとのこと

  • 前の、前の、前の、おじいちゃんが、何の、生きもに、どんなことが、あったのかきになる。

  • ぼくは、みなみのしまのおさるです。みんなとのんびりくらしています。ところがあるひ、かにが、ぼくのみみをはさんでしまって…。小学1年生から。

  • 読書カード(1年生におすすめの本)

  • たこやかにが耳とかにくっついて面白かった。
    *図書館で借りた本(再読)

  • このシリーズがすきでよみやすい

  • 人と違うことへの悩み。でも自分だけじゃない。みんなそれぞれ抱えているものかある。それをおじいちゃんやそのまたおじいちゃんが自分の体験で教えてくれる。そのままでいい。それでも自分は自分。そうやってみんな生きていく。途中差し込まれるカラーページの使い方か印象的。

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著者プロフィール

いとうひろし(伊東寛)
1957年、東京に生まれる。早稲田大学教育学部卒業。大学在学中より創作を始め、絵本『みんながおしゃべりはじめるぞ』(童心社)でデビュー。
『シポックさいごのえもの』は、デビューより前に作成した作品である。
主な作品に『ルラルさんのにわ』(絵本にっぽん賞)、『くもくん』(日本絵本賞読者賞)『バンバンバンバンバンソウコウ』(以上ポプラ社)、『おさるのまいにち』『おさるはおさる』(ともに路傍の石幼少年文学賞)、『おさるになるひ』(産経児童出版文化賞、IBBYオナーリスト選出)、『だいじょうぶだいじょうぶ』(講談社出版文化賞受賞)『おさるのもり』(野間児童文芸賞)(以上講談社)、『マンホールからこんにちは』(児童文芸新人賞受賞)『ごきげんなすてご』(以上徳間書店)、『かせいじんのおねがい』(童心社)他多数がある。

「2023年 『シポックさいごのえもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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