アンコール・ワットへの旅: 人類の至宝、カンボジアの誇りを守る (講談社カルチャーブックス 65)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061980716

感想・レビュー・書評

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  •  アンコール・ワットについて知識を得たくて借りた本。るるぶアンコール・ワットとセットで借りて、写真を横に広げながら読みました。
     ……その前の週のふしぎ発見がアンコール・ワットで、すごく惹かれるものがあったのです。

     薄い本なのですが、アンコール・ワットの形、歴史、人々のとの関わり、そういった要素がさらりとわかりやすくまとめられていました。掘り下げたい人は物足りないかもしれないですが、私はこれで十分。
     元々はヒンドゥー教寺院でその後仏教寺院になったこととか、現地の方がどれだけ精神的支柱にしているかとか、現代の保護状況とか……勉強になる知識がたくさんでほくほくです。
     遠目から見て高低差のある建物だから、2階3階とあるのだと思っていたら、須弥山を模して高くしたのであって、地面が丘状に盛り上がっているらしいですよ……しらんかった。

     周辺遺跡群の写真もかなりいい感じで、風化の様子も日本人好みの寂れ具合だったので、こちらについても本など漁ってみたいです。 

  • 2011.12.25-2011.12.30
    旅の後に完読。写真も文章も卓越。自分自身行ってから間もないので、旅の余韻を楽しめた。平山郁夫さんがアンコールにも馴染みが深いとは知らず。またこの本はもう20年程前に出版されたもので、内戦の爪痕が色濃い。今私が楽しく観光できたあの場所は、そういう悲惨な時代を経ているということを忘れてはいけない。


  • 平山郁夫×石澤良昭、ダブル学長の夢のコラボレーション。つまり、石澤学長の温かい文章と平山画伯の第77回院展出展作品やスケッチなどなど。わーお。15年前のアンコール遺跡群の写真満載。

    ?アンコール・ワット(石澤良昭、松本栄一)
    ?バイヨンの微笑(石澤良昭)
    ?アンコール・ワット(石澤良昭)
    ?アンコール・ワットと私(平山郁夫)
    ?カンボジアの和平とアンコール・ワット(松本栄一)

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著者プロフィール

平山 郁夫(ひらやま いくお)
日本画壇の最高峰として、仏教と東西文化の交流、シルクロードをテーマに旺盛な創作活動を続ける。
東京藝術大学学長など、国内外での要職を歴任。
1998年文化勲章受章。
「文化財赤十字構想」の理念に基づき、世界の文化遺産、文化財を保存・修復する運動にも取り組む。著書、画集多数。
2009年逝去。

「2021年 『ワイド判 般若心経手帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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