- Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061981997
作品紹介・あらすじ
1年生から一人で読める童話シリーズ、「どうわがいっぱい」の新作です。
夕方の公園で出会った、似顔絵描きののっぺらぼうのおじさん。
「ぼく」は最初逃げようとしますが、勇気を出して、おじさんの顔を描いてあげることに。
ちょっとこわいけれど、心あたたまるお話です。
書籍・雑誌・広告で活躍中のイラストレーター、タムラフキコ氏の、雰囲気のある絵がぴったり合っています。
●あらすじ
ある夕方。友だちの家から帰る途中、ぼくは公園で額縁を売っている露天を見つけた。
「あなたの にがおえ かきます 50えん」
と書いてある。
安いので描いてもらうことにしたけど、おじさんはずっと下をむいたまま、顔も見ずに描くので、似顔絵はぼくにぜんぜん似ていない。
「おじさん、へたくそー。下ばかり見てないで、ぼくをよく見てかいてよ。」
すると、おじさんは、
「そんなにいうなら、ぼうず、おまえがかいてみな。がようしじゃなくて、わしのかおにちょくせつかいてくれないか。」
と言って、顔をあげた……!
ぼくは全力で逃げようとしたけど、
「やっぱり、こわいのかー。」
というおじさんの声に、立ち止まった。
ぼくは、よわむしじゃない! それに、こののっぺらぼうのおじさんは、そんなにわるい人じゃない気がする。
ぼくは、ゆうきを出して引き返し、絵筆をとって、おじさんの顔を描きはじめた--。
※1年生漢字のみ使用。ルビつき
感想・レビュー・書評
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ま ①20230623
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おじさんは真っ白な顔だけど、男の子がおじさんに顔をかいてあげたところが、わたしのおすすめです。
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2014年度 夏休み 公民館お話会
『のっぺらぼうのおじさん』 は、小学校中学年向けの長いお話だったので、
途中で休憩をはさんでKTさんが読んでくださいました。
さすがに語りだけでは子供たちの集中がとぎれるので、
挿絵を拡大して見せながらの読み聞かせにしました。
帰りにプログラムといっしょに、のっぺらぼうのおじさんとのぼるくんの
イラストを渡して子供たちに自由に顔を描いてもらいました。
少し長かったのですが、子供たちはお話の展開がどうなる?どうなる?と
ドキドキしながら聞いてくれました。